ちゃぷ。
「ふう。」
貴婦人は湯船に浸かりながら、声を。
「レディ・アマディンヌ。これから?」
メイドが声を。
「そうね・・・そろそろ終わりかしら?」
湯船には4人の少女が。
首を欠き切られ、そろそろ出尽くしたよう。
「では、シャワーの準備を。しばしお待ちを。」給仕長が下がっていく。
「ふふ。」
男爵夫人は愉悦に顔をほころばせ、「やっぱり、生娘の生き血風呂は最高だわ。」
「生き返るみたい。なにもかも、あのアシエン・ラハブレアの言うとおりね。」
手近にあった娘の髪を掴み、持ち上げる。
「貴女も残念だったわね。恨みがあるなら、生まれを呪いなさい。」放り捨てる。
「お待たせしました。レディ。」
「あら、時間がかかったのね。」
「はい、申し訳ございません。イキが良かったのを連れてくるのに少し手間取りまして。」
髪を掴み、必死に暴れる少女を見せつけて。
「い!いやあああああああああああ!!!!!!!!!たすけてえええ!!!!!!」
「静かになさい。貴女は此処の給仕としての職務を全うするだけ。レディとご対面できただけでも光栄なのですよ?」
給仕長が。
爪を。
びしゃ。じゃああ・・・・・・・
首をかき切られ、血飛沫を撒き散らす少女の前で貴婦人は「やっぱり暖かいほうがシャワーとしては最高だわ。生き返る気持ち。」ビクッビクッと痙攣を繰り返す少女を目の前に。
「最高よ?貴女。」少女に接吻。
男爵夫人は浴室から・・・・
「おい、ローブをお持ちしろ。」と他の給仕娘を呼ぶ。
血のほとんどを流し尽くした娘を放り投げ、給仕長は丁寧に婦人の体を拭き上げていく。
「また娘達を仕入れる事になりました。4人です。」
「そう、元気な子がいいわね。」
「はい。大丈夫でしょう。執事長がそう申しておりました。」にやり。牙が覗く。
「そろそろ変な噂が立って、この屋敷に人を募っても来なくなるでしょうし。冒険者を名乗る輩がこぞって来てくれるのは助かるわ。」
「はい。我らがレディのために尽力いたします。」
「あ、殿方の血はいらないわよ?」
「もちろんでございます。我らが有効に使わせていただきますゆえに。ご心配なさらず。」
「そう。」
寝室に足を運ぶアマディンヌ。
ざっざっざっざ。
「ミー。ここや。」「うん。」
チョコボを降りる4人。
「シケた場所やんけ。」「せやなあ。」姉妹は率直に。
チョコボを帰らさせ、慎重に館に歩み寄る。
ぎぎゃああ!!!!
横手からいきなり大きな目玉の魔物、アーリマン。
「うわ!」「くっそ!」「いきなり~」3人が悪態をつく中。
シャリン。
剣を抜き、突っ込んでくる魔物の速度を生かし、両断する。
愛剣、ジュワユースについた魔物の血を左右に振り払い、鞘に。
「じゃあ、行きましょう。」と。ミーランは少し寂しげに・・・・