ヒンヤリとした、湿気とむせかえるような「緑」の香り。
樹齢何百年、いや千年を越すような巨木の茂みの上。降り注ぐ陽光は心なしか緑色に染まっているようだ。
そして、その道を一人の少女が進んでいく。ブルーグレイの髪に格闘士だろうか?ナックルを腰にぶら下げている。
木漏れ日の下、苔むした道を少し足早に、あたしは進んでいた。
「しんどーーーい!」
おもわずこぼしてしまう。
キャンプ・ドライボーンから、ほとんど休憩もとらず、グリダニア目指して歩いているのだ。
お腹もすけば、疲労もたまる。しかも、地図を見ればほとんど迷路のような森の中だ。
かと言って、ここで休息を取るわけにはいかない。とりあえず強行軍でグリダニアまで行かなければ。
あのエレゼンねーさん、ウルスリの言葉がよみがえってくる。「食い意地を張らなければ、2.3日で着くでしょう。」
絶対、今日中についてやる!
あっちこっちにヘンなムシやら、川があるから野宿するにも少しコワい。川の周りというのは、動物が集まりやすいものだ。気がついたらカジられてた、なんて笑い事にもできない。
カニがいたー!しかも、あのデカイやつ!
だめだめ、あんなの相手にしてるヒマはない。
広場っぽいとこまで行くと、なにやら赤いキノコ?バカデカイ。
近づくと、
もりっ!
いきなり大きくなり、トコトコと別の場所に歩いていく。
気がつくと、しりもちをついていた。
「なにあれ?」目をぱちくり。
てな感じで、おっかなびっくり森を進んでいく。
しばらくすると、横合いからヘンな声が。
「そっちはダメだふっち。」
へ?
右を見る。なにもいない。左を見る。なにもいない。
「こっちだふっち」
は?
前を見る。やっぱりなにもいない。????
きょろきょろとしながら進んで「こっちこっちだふっち」
前に進もうとしたら、
「だめクポ!」もうなによ、いったい。
ふと足元を見ると、崖だった。落ちるとたぶん、タダではすまない高さだ。
「危なかったクポ。ここ、黒衣森はあぶないクポ。気をつけてもう帰るクポ。」
クポ?見渡しても何も居ない。
こえー!
とりあえず、グリダニアまでは、もう少し。
「!」なんか、向うででっかい音と、動物の吼える声が聞こえてくる。物騒だー!
もうすぐ夕暮れにさしかかる。早く街に着きたいけど、どうだろう?コレ。
音のした方角が街らしい。地図を確認する。
かれこれ、10時間以上も移動しっぱなしの強行軍、いい加減にして!と頭の中で絶叫して、騒動のあるであろう、場所まで走りこむ。
ところが、もう騒動は終わったあとらしく、広場には打ち倒されたオオカミ?らしき動物がいくつか。
「なによ、急ぐ必要なかったじゃないの・・。」
もう一度正面を見れば、なにやら街っぽいのが見えている。もうちょっとだ。
すこしペースを落として、歩いていくとオレンジ色の天蓋のついた橋のような入り口が。
「ついたー、ざまーみろってのよ。」リムサの酒場の二人に悪態をつくためにパールをにぎる。
「つきましたよ!」
「やっとですか?想定どうりの時間です。早くそちらの「カーラインカフェ」に行ってください。」
「!?」
「はやく。」
2,3日かかるっていわなかったっけー?1日できたんですけどー!?
その考えまで向うに通じてしまったのか、「そうでも言わないとあなたは急がないでしょう。」
もう、ダメだ。コレは・・・・・。カフェ探そう・・・。
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食い意地ってまさか殺して食べる的な・・・・・?。
ビッグボスって呼んでいいですか?。
Bob Dalus (Hyperion) 2011年10月29日 02:17
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>ぼびー、いらっさいw
ビッグボスてw11時代のあだ名ジャマイカw
ちなみに今回のグリ編はママたちのほうが食いしん坊というか、のんでまつw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年10月29日 02:33
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出だしがお母さんと一緒でニヤリ…!
Alto Springday (Sargatanas) 2011年10月29日 15:32
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>アルトさん、いらっしゃい♪
はいなwこういう仕掛けはアチコチにしてありますw
ママとマユではグレードが違いますがw(戦闘だとw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年10月30日 00:37