32書き物。リムサ編~本編2のまき。

キャンプでお昼を食べた後。

このまま北に道なりに行けば、スカルバレーが見えてくるよ。と教えてもらって。

てくてく、と。この辺はのどかだなー。

あけっぴろげた草原。ところどころにある大岩。茂みなど。

西のほうから、ビュッっと風が吹いてくる。そっちを見やると、リムサ・ロミンサの全景が見えた。ついつい、崖の方まで駆け寄ってしまう。

「すっごーーーーー!!」

キラキラ光る海面から、どれだけの高さだろう?あの切り立った崖の上に、さらに尖がった建物が乱立している。
あれは宮殿かしら?見た目にも豪華な建物が天に向かって建っている。

遠くには帆船や、汽船などが行きかっている。そして遠くにはなんだろう?ヘンな形のでっかい岩が海面から飛び出している。

ウルダハも対外大きくて、すごいなーとおもったけど綺麗さではリムサが上かしら?

少し時間かけすぎたかしら?

ちょっと小走りになって茂みにさしかかった時。

ブ~~~~ン。


へ?


いきなりでっかい羽虫が飛んできた。ヂッガだ。
何度かみたこともあるし、退治の依頼もこなしたことはある・・・が、そのときはptだった。しかも、ロクでもないヘンな能力もその時にみたことはある。

が。今は一人。しかも、向うは一匹や二匹じゃない。こんなのはダッシュで逃げるに限る!


ひたすら走るが、背後からの羽音はずっと聞こえる。

「痛ッ!」

腰の部分に痛みが走る。とりあえず装甲があるから刺されたりはしてないだろうが、打撃は来る。振り返らずに、拳を後ろに振りぬいて虫を振り払う。


しばらく走っているとやがて、羽音が聞こえなく。あー、助かった。。。って、こえー!

っと。そろそろスカルバレーも近いようだけど、この近所に塔があってそこで寝れるらしい。
そっちにしようかな。走って疲れちゃったし。ちょっとばっかし早いけど、そっちで野営しようかな。

たしか。。こっち・・。南のほうに進路を向ける。さっきみたいにいきなり襲われたりしないように、慎重に歩を進めて。

あった。なんか、かがり火が見えてきた。きっとあれだな。

薄暗くなってきた空の下、塔に。すると、かがり火をつけたであろう、管理人のおじいちゃんが居たので、挨拶をしたら中で寝てもいいと。

よかったーw

さてと、まずは腹ごしらえ。パンと干し肉で。明日はスカルバレーでちゃんとしたご飯が食べれますように・・・。




なんだかんだで、冒険だなー・・て、感じで眠りについた・・・

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