キャンプでお昼を食べた後。
このまま北に道なりに行けば、スカルバレーが見えてくるよ。と教えてもらって。
てくてく、と。この辺はのどかだなー。
あけっぴろげた草原。ところどころにある大岩。茂みなど。
西のほうから、ビュッっと風が吹いてくる。そっちを見やると、リムサ・ロミンサの全景が見えた。ついつい、崖の方まで駆け寄ってしまう。
「すっごーーーーー!!」
キラキラ光る海面から、どれだけの高さだろう?あの切り立った崖の上に、さらに尖がった建物が乱立している。
あれは宮殿かしら?見た目にも豪華な建物が天に向かって建っている。
遠くには帆船や、汽船などが行きかっている。そして遠くにはなんだろう?ヘンな形のでっかい岩が海面から飛び出している。
ウルダハも対外大きくて、すごいなーとおもったけど綺麗さではリムサが上かしら?
少し時間かけすぎたかしら?
ちょっと小走りになって茂みにさしかかった時。
ブ~~~~ン。
へ?
いきなりでっかい羽虫が飛んできた。ヂッガだ。
何度かみたこともあるし、退治の依頼もこなしたことはある・・・が、そのときはptだった。しかも、ロクでもないヘンな能力もその時にみたことはある。
が。今は一人。しかも、向うは一匹や二匹じゃない。こんなのはダッシュで逃げるに限る!
ひたすら走るが、背後からの羽音はずっと聞こえる。
「痛ッ!」
腰の部分に痛みが走る。とりあえず装甲があるから刺されたりはしてないだろうが、打撃は来る。振り返らずに、拳を後ろに振りぬいて虫を振り払う。
しばらく走っているとやがて、羽音が聞こえなく。あー、助かった。。。って、こえー!
っと。そろそろスカルバレーも近いようだけど、この近所に塔があってそこで寝れるらしい。
そっちにしようかな。走って疲れちゃったし。ちょっとばっかし早いけど、そっちで野営しようかな。
たしか。。こっち・・。南のほうに進路を向ける。さっきみたいにいきなり襲われたりしないように、慎重に歩を進めて。
あった。なんか、かがり火が見えてきた。きっとあれだな。
薄暗くなってきた空の下、塔に。すると、かがり火をつけたであろう、管理人のおじいちゃんが居たので、挨拶をしたら中で寝てもいいと。
よかったーw
さてと、まずは腹ごしらえ。パンと干し肉で。明日はスカルバレーでちゃんとしたご飯が食べれますように・・・。
なんだかんだで、冒険だなー・・て、感じで眠りについた・・・