547書き物。塹壕戦。(ちょっと息抜き)

「お姉ちゃん、鬼!」
ミコッテの女性は首をコキコキと鳴らしながら。

ここは帝国軍の陣地。
特殊部隊を率いて塹壕を二つほど攻略したのだが。
まず、塹壕の構築の仕方が違う。
連合軍は長い戦線を構築していくのに、帝国は数人規模の小さな塹壕をいくつも作り、その場所も適当、というか。
「ドコからツブせばいいかわかんなーい!」
配下の特殊部隊もさすがにそのセリフには、ぽかーん、としたが。

しかして、隊長エリスの耳がピコピコと動く。
「こっち!」
なんとも頼りない隊長ではあるが、この勘と行動力、そして戦闘力はさすがである。
また小さな塹壕を攻略、ホンの数秒。
これで味方左翼の負担はかなり減らせた、か?
この奮戦が後に。

「社長のばかー!せねっち、もっとばかー!」
と。

双子の姉はおとなしく(見た目は)仕事もできて(否定できない)こんな戦場に放り込まれて。
すこし?いや納得いかない・・・。エリスは半泣きになりながら。

もう叫ぶしかない。
「ばかにゃー!」
「ありえないにゃー!」

アリティア産業第二倉庫管理責任者、兼ウルダハ在アリティア物産社長代理であるはずのエリス嬢は女子としては、少々やかましい。

双子の姉と一緒に就職し、姉、セネリオがあまりに秀逸?だったのか、
社長のお気に入りになったから、かなり?いや、猛然と努力したのに。

「うらあっ!」拳に力を。
吹っ飛ばされるルガディンの兵士を見て、残りのメンバーもあっけに取られる。
「いくよっ!」
正直、こんなアチコチ穴があって陣地とか言われると、「本陣」なんて分からない。
早く落さないとダメなのだが。

「もーう!どこにゃー!!!!」

後日、彼女は「スクリーマー(絶叫者)」
なんていう、ふたつ名を頂戴することになるのだが。




「さて。そろそろ本題だな。船長。」
「はい。ネール様。」
「偽装の本陣まで敵が来ているが。」
「はい。」
「吹き飛ばせ。」
「え?まだ撤収ができいませんが?」
「聞こえなかったか?」
「あ、は、撤退指示はしてあります。もう少し猶予を。」
「二度も言わすか。」剣を一閃。
船長の首が隣の船室のドアまで吹っ飛んでいく。

船員は。「ひ!」としか。
「聞こえたか?吹き飛ばせ。」
「は!はい!」
「おい、砲を発射しろ!ああ、そうだ。なんだと?自陣だと!そんな事は百も承知だ!やれといえばやれ!今すぐにだ!」伝声管に。

船長席に転がっているモノを、蹴り飛ばし。
「諸君!もうすぐ大願は成就される。エオルゼアのゴミどもは第七霊災などとぬかしているが。
破壊と再生。まさに我が帝国にとって麗しい未来ではないか。古めかしい奴等を掃討し、再生を我らに!」
空中戦艦の艦橋で総指揮官ネールは高笑いを。


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>まゆりさん
双子ネタ実装キター
そしてエリス嬢訛ったーw
Marth Lowell (Durandal) 2013年04月13日 07:55

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>マルスCEO、きましたねw
エリス嬢、超にゃあにゃあ言ってますw
フィズさんがくいつかないかなあw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年04月13日 09:58

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|д゚)
Fizz Delight (Hyperion) 2013年04月13日 12:52

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キタw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年04月14日 02:59

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