349書き物。少女達の時間の過ごし方4

食い逃げ常連のララフェルを追いかけながら。

「あれ、師匠?ん?ああ!」

ララフェルの黒魔道士、エラルはそういえばあの金髪の少女が弟子に、みたいなコトを自分に言い出して、ヤツにまる投げしたのを思い出した。

「アレが師匠って、どうかとおもう・・・。」

言いだしっぺなのに。



途中、黒髪の青年と出会うがその前に。

妙な気配の少女とすれ違う。

気がつかないフリでとりあえず取り逃がした相手を追いかける。




そのころ、カフェでは。

マリーこと、マルグリットの師匠の話で盛り上がっていた。

「ちょっと、すごいな。」リーダーのベル。
「ははは!笑えるな!」グリュック。余波で吹っ飛ばされたのに、豪快に笑っている。
「マリーちゃんは、どうやってそんな師匠をつかまえたんだにゃ?」ミコッテのルー。
「ああ、ええっと。なんだか知らない人が、オーアに抱きついて、それを吹っ飛ばして。二人、いたかな。これはすごいとおもっちゃって。」
「うんうん。」「おう。」「へぇ。」
「で、弟子入りみたいな、その教えて欲しいって。」
「ふむ。」「おう。」「やるにゃー。」
「そしたら。違うテーブルに座るあの人を指差して、アッチ。みたいな?」
「で、腕前とか、修行とか、そのへんは?」
「腕前はバッチリ、なんだけどね。なんていうか、放任みたいな。兄さんも一応師事してて。」
「マリーちゃん、お兄さん居るんだにゃ?今度紹介してにゃー!」
「あ・・。その・・。こう、恋愛っていう紹介なら無理かも・・。」
「なんでにゃー?」目が据わるミコッテ。
「あ、いや、その・・私の親友が、その。もう隣にいるから・・。」
「にゃあああ・・。」がっくり。なルー。

「オレがいるぜ!」とグリュック。
「カエルがお似合いにゃ・・。」
「ひでぇ!」
あはははは!笑いが起こる。

「はい、おまち!」
赤毛のソバカスの少女、イーリス。
料理を持ってきたついでに。
「恋話、後で聞かせてね。マリー。」
彼女はそういう話題にはとても敏感だ。
「え。」
んー・・・マユちゃん、飛び出した後、ドコにいるのかな・・。


(イーリス!)(なんだよー)(あなた、ホント見境ないんだから)
聞こえてるよ・・・。


そんな二人の給仕を横目にみながら、料理に向かう。
「あ、そういえば、皆はどこに泊まるの?」

「ああ、近くに俺は実家があるからね。」
「オレはウルダハに戻る。宿代もかかるからな。」
「あたしは、ここの宿にゃー。」
「そっか。私もここの宿だから。」
「おーう、マリーちゃん、語り合おうにゃ!」
「あはは、うん。」
「オレも入れてくれ。」
「無理。」「無理。」二人から。
「ははっ」


夜は更けていく。



黒髪の少女は気づけばもう居ない。


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そろそろミューヌさんにカフェの修理代を請求されそう・・・
カフェの制服着て接客とかヤダワー
Eraru Control (Hyperion) 2012年10月01日 16:57

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>えらっち、いらはいw
そうよねw言い出しそうかなw
マスコットキャラとして、店の前で24時間立ちつづけるとか・・・。
フリフリの衣装でw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年10月01日 17:09

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