ワインでの乾杯の後。
「きいてー、マリーはかなり攻撃的なのにゃ。」
初っぱなからソレかっ！
ルーは仕返しとばかりに言い放つ。
何もなかった、で終わったとてっきり思っていたが、いや、マテマテ。ここで反論すれば思うツボ。
「ふふん。」と少し勝ち誇る。
うっ、とノドを詰まらせるミコッテ。
「た、盾役として、いいとおもうにゃ。」ナイスフォロー、とは私でも思う。
「ありがと。」
ちらっと見ると、涙目から一転、火花が出そうに睨んでいる。まあ私も悪いのだけど。
そんな空気を察したのか、ヒューランとルガディンの青年達が取り留めの無い話でなごやかに持っていく。
この辺りのやり取りはさすがだなあと、思ってみたり。
ま、私としては別にケンカというより、ちょっとした遊びみたいなところもあったのだけど・・。
お兄ちゃんにこの話をしたら多分叱られそうだから、ナイショにしておこう・・。
この後食事も進み（セットメニュー、意外とボリュームがありました）、解散。
私とルーは同じ宿なのでこのまま二階に。ベルは実家、グリュックは・・どこだろう？ウルダハかな？
そこで。
「へ？」「にゃ？」
階段を上りきって、いざ部屋に、というところで座り込んだ人影が。
「あの・・？」と思い切って言ってみる。
「マリー、やめときにゃ。」とはルー。
「でも・・。」
どうしても「キャンプ・リトルアラミゴ」では、こういう人を放っておけない精神というか。情というか。助け合いの精神満開なのです。
ルーはといえば、こんなの酔っ払いにゃ。助けたって寝台に潜り込む手段にゃ。
と酷評。潜り込まれたのか・・。とは突っ込まないが。さすがにそれは無いだろうケド。
「ルー、私ねもうちょっと飲みなおしたいな。」
「あたしの部屋でにゃ？」とイタズラめいて、少し勝ち誇る。
「そうね、いいかしら？」
「いや、とは言えないにゃ。」
ろくに返事もできない優男、こげ茶色の髪で自分と同程度の年か。をひとまず自分の部屋に押し込んで、荷物だけ持ってルーの部屋に。
「あなたもお人良しすぎだにゃ。」
とはルー、それ以外にも言われっぱなし。そういえば黒いあの人もお人よし過ぎる、といわれたっけ。
「困ってそうな人は放っておけないの。」と言ってはみるが。
「ダマされないようににゃー。マリーはちょっとやりすぎにゃ。」
そうかも。
「ね、その人なんて名前かにゃ？」
「ええと・・。」
「名前も聞かずに！？」
「え・・と。その・・。」
もう弁明しようも無い。
「マリー？あー、マルグリット！」きつい口調。
「・・はい・・。」
「アナタが問題起こす分には、ＬＳのあたし達が面倒をみれる。
でも、あまりにも逸脱したら、あたし達にも降りかかる災難はどうしようもないにゃっ！
その点を理解できてるかにゃ？」襟首をつかまれ、目は笑っていない。
「それは・・。うん・・。」
うなだれるしかない。
「まあ、今日のところはこの辺でやめとくにゃ。
乗りかかった船だけど沈没船にしないためにも、ちゃんと責任てものを解っておいてにゃ？」優しい笑み。
「うん。」
「ま、ねようにゃ。」
「うん・・。」
寝台に二人。大きいものではないので距離が近い。
あ・・。
暖かい・・・。
というか、ミコッテと一緒に寝るのは初めてだけど、体温が高いのかすごく暖かい。
寝顔はとても穏やか、というか、寝台に入ってすぐに寝ちゃったけど。
これは自衛としてはいいのかな？私だからかな？
ゆっくり目を閉じ、眠りに・・・
ルーがあれだけ真剣に私の事をおもって叱ってくれた事に感謝しつつ・・・・
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ミコッテと一緒に寝る場合、尻尾を潰さないように気をつけてください。
朝起きて尻尾痺れてるとか嫌なのでｗ
まゆりさん日記コメントありがとうございました、
けしからん日記コメントを見られてしまったｗ
Marth Lowell (Durandal) 2013年01月08日 17:08
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>マルスさん、気をつけますｗ
尻尾もしびれるのねｗ
けしからん系は・・・ねｗいいアングルだなーとｗ
マルスさんも・・日記というか、書き物に出しちゃおうかなあ・・
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年01月09日 00:13
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書き物、出たいですｗ
昔の日記には「いいね」を押していませんがスマフォから見ているためです、
（今は帰宅後PCから押してます）実際はFF14小説3周目ですｗ
ここの小説には前から出たかったんですよー、
でもいきなり出たいとは流石に言えなかったｗ
と、言うわけで是非ご検討いただければ幸いです。
Marth Lowell (Durandal) 2013年01月09日 15:47
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>マルスさん、だしちゃいますよーｗ
さて・・どうしよっかなーｗ美味しい所を持っていけれるように・・かな？ｗ
お楽しみに♪
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年01月10日 01:17