120書き物。なんだろう?

「ねぇ、マユー。」

荒野の中にある都市、ウルダハ。
貪欲な繁栄と、空虚な退廃。そのどちらも手に入れることが出来る街。

もしくは、貪欲な無駄と、空虚な栄光。

一番の酒場、クイックサンドでは、さて?どちらだろう?
少女と女将のやり取りが。


「なーにー?」とは、ブルーグレイの髪を肩の辺りでそろえた少女。
朝食にパンと、薄めの味付けのスープ。ハムと、結構贅沢をしている。
「フルーツもあるといいんだけど・・。」とさらに、贅沢を言ってみる。

昨夜からの流れ、で言えば父とウルダハで買い物するはずだったのだが。

どうにも、自分には教えられていないミッションが始まっていたようで。

「ね、母さん?」とパールで呼び出してみる。

「今、忙しい。」

取り付く島もない。

兄は・・・たぶん、何も知らないだろう。

「父さん!なにしてんの!?」と。

「漢の対話。」意味わかんないし。


そして、話はまたもどる。

「ももでぃー、あの男ども、なんなの?いったい?」食後のお茶を飲みながら。

「聞いてどうするのー?」とララフェルの女将が返してくる。

「どうもこうも・・、ナニこの中途半端なあたしの存在。もうちょっと、こう、なんていうか、あってもよくない?」と自分でもよく判らない返事。

「お年頃なのねー。」ニヤリ。

「はぁ?」




「で、坊主。鍛えてくれとは聞いたがな。」とイカツイ坊主頭のオノ使い。
「はぃ。」とは、圧倒的に勝てない感丸出しの青年。
「とりあえず、クルザスなんか行った事あるか?」と。クルザス、そこそこの魔物が徘徊する危険な地域ではある。
それに、最近だと帝国の兵士の目撃情報もある。
「いえ、ないです。というか、黒衣森から出たことってないですし。」
青年は明らかに戸惑っている。
「そうか!じゃあ、クルザスはやめておこう!モードゥナにしよう!」
坊主頭の男は問答無用でテレポを起動する。

「え?」


モードゥナ。いま、一番危険な地域でいえば、文句なし、間違いない区域だ。
そもそも、そんなところのエーテライトに触れる冒険者がいかほどいるだろう?

いきなり現れる青い光に飲み込まれながら。

「おかあさん、ちょっとこれってやりすぎじゃない!」と叫んでみたネルケ青年だった。



「あー・・・・。」午後のティータイム。パールから息子の悲鳴が続く。
鬼哭隊詰め所で、休憩のお茶。

「やっぱ、人選まちがえたかしら?」とは、鬼哭隊副隊長。スウェシーナ。
「副隊長、なにか?」とは、部下のミコッテの一人。
「いやね・・、息子をさ。知り合いに預けたんだけど・・。」
「はぁ?」いまいち話が見えない部下。
「いやぁ、いきなりモードゥナに連れ込まれたらしくってね。」と軽く笑う。
「それ、ダメでしょっ!!!」とビックリする。
「まあ、度胸つけれたらいいかなー、くらいに?」と、すっとぼけて。
「ネルケ君の勇気に敬意を表します。」と敬礼をして。無難に収めた部下。セ・シュトラ。
(あー。あの対戦引きずってるのにゃー。)


「なんか、あの。すごいことに・・。」の言葉に、
「いいのよ、あのくらいで。」とはグレイの髪の魔女。
「母さん、ホントにいいの?」娘の言葉に、
「お父さん居るし。何かのエサにはなったりしてないわ。」とあっさり。
「あの・・。父さん、回復魔法できたっけ?」と不安げ。






「あ。」








親子そろってレイズを掛けに行きました。




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脳筋w
Eraru Control (Hyperion) 2012年01月09日 13:27

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脳筋ww
Bob Dalus (Hyperion) 2012年01月09日 22:23

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脳筋www
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年01月10日 00:22

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NOUKIN wwww
Miyavi Ozzy (Hyperion) 2012年01月11日 00:40

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脳筋wwwww
(遅ればせながらやってみたくなっちゃった)
Alto Springday (Sargatanas) 2012年01月14日 13:29

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