47書き物~グリダニア編? 続き。

カーラインカフェ。
グリダニアで一番の大きさと盛況を誇るカフェは、とってもステキなステンドグラスで彩られた窓と、階下にゆったりとしたサロンがあるのが特徴だ。
サロンには、ちょっとした池もある。
そんな、サロンに女の子が3人。

一人はグレイの髪を後ろに束ねた、小柄な少女。
一人は栗色の髪を短めにまとめた少女。
一人は銀髪、色白のエレゼンの少女。

3人は幼馴染で、一番年長がポニーテールの子だった。

しかしながら。一番の手練でもある。

「天魔の魔女」と呼ばれる彼女は、グリダニアの諜報活動も請け負っているらしい。
本当のことは本人も濁してしまうため(他言無用なのは、いうまでもない)
馴染みの二人とて、知る由もない。

「あの、ナインアイビーの彼は、ありえないわーw」
「えー?そうなの?彼、けっこうマジメなんだよ?」
「レティさんにかかれば、だれでもじゃないんですかー?」
「いやいや、あたしが後ろから走り出しても、普通にアクビしてたもんねw」
「あいつ、特訓カリキュラム2倍にしてやる!」
「あっははwスゥさん、ソレかわいそうすぎるぅw」
「そんなことないっ!ミュー、いいからレモンティーと、適当にオヤツもってきて!」
「私にあたらないでくださいよー」
「ちゃんと支払いはする!レティ(レモンティー)を飲んで鬱憤をはらす!」
あははwと苦笑いしながら、エレゼンの少女が階上に駆けていく。

「で、レティ。リムサはどうだったの?」
神妙な顔で聞いてくる。

「んー・・」
密偵として、アチコチ移動して、情報を買ってもらう的な仕事をしてるあたしは、フリーランスとはいえ、グリダニアに籍を置いている。
もちろん鬼哭隊にも、情報の開示を求められる。

そうねえ・・・・・

「アスタリシア号、って海賊がちょろっと活発、かな。それと、なんだかアラミゴのほうがキナ臭い。
って言ってた。どうも帝国が絡んでる?てか、近じか攻めてくるんじゃないか?って。帝国関連だと、コッチのほうが近いでしょ?何か掴んでないの?」
応えた少女は
「ウワサ程度には。お父さんが知ってそうだけど、教えてくれないの。いつまでも子供扱いされてたんじゃ、鬼哭隊、副隊長の名が泣くわ・・。」
「あらあら、鬼隊長どのw」
「なぐるわよ?」
「きゃー、こわーい♪」
じゃれあうが、目は真剣だ。

「はいはーい、お待ちどうさま。」
エレゼンの少女、ミューヌがティーポットと、レモン、ミルク、砂糖のセットと、クッキーを山盛りもってきた。

「「おお、ミュー、よくやった!」」

ハモる二人。
「へっへーん!」
自慢げな少女。

「そういえば、レティさん、リムサの海賊退治の時に、告白された話ってどうなったんです?」

飲んでいた紅茶を勢いよく噴出してしまう。そらそーだろ。

爆弾発言をかましてくれる。
「え?え!?なにそれ!わたし、それ聞いてないっ!言えっ!吐けっ!レティっ!」
あたしは、完全にウロがはいった状態で、目が泳ぎっぱなし!
「え?いや、その?えーと。みゅーぬ?そんな話ししたっけ?」
「ええ」
と。
「珍しくお酒注文した後、すごい自慢げに「コクハクサレター!」ってw」

「ミュー、あとでツラかせや。」
「スゥさん、助けて・・」

「まあまあ、レティ、ドコで式挙げるかが悩みどころだよね?」
「スゥ。まずは、倒すべき敵がみつかった!」
「ふ。望むところよ!自分だけ幸せになろうなんざ、100年早いわああぁぁっ!!」
「負け犬の遠吠えなんて、聞き飽きたわー!?」




槍術士の道場で、10勝0敗。ま、当然よね!「天魔の魔女」のふたつ名、なめんじゃないわよ。

女子会はかようにすぎていく。


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まーゆーりーんー!(>_<)
Yui Miracle (Hyperion) 2011年10月26日 13:32

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>ゆいたーん!いらっしゃい♪!!
超ひさしぶり!!
会いたかった!土曜日は無理してでもインしてたんだぞーw
時間あるときにでも、この書き物みてちょーだいw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年10月26日 14:17

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