ん。・・
あ、寝ちゃってたか・・。
ホコリっぽい空気が鼻につく。
・・・・・・・・あー。
そっか、リムサの酒場で寝場所を案内してもらって、結局そのまま寝ちゃったか。
明かりはない、というか窓から星明りくらいしか。
どうやら、深夜か明け方前か?月が見えないし、方向がわからないから時間がわからない。
「よぉ、ハニー、お目覚めか?」
ギョッとして周りを見たらスグ横から手が。
「きゃああああああっ!?」
寝ぼけた頭が一気に目覚める。裏拳を入れる。「ぐあっ!」って声が聞こえる。
ヨコを見ると、バンダナにヒゲの男が鼻を押さえてうめいている。
体を両手で抑えてそっちを見やる・・。
あれ?酒場のマスター・・・で。ナニ?
「嬢チャン、手加減って言葉知ってるか?それと、もうちょっと感謝って言葉の意味を考えてみたらどうかなあ?」
イテテ、と鼻を押さえて言ってくる。
「女の子の寝てるトコにコッソリもぐり込んで言う台詞?」
「いやあ、寂しいかなあとおもってだな。」
なんで酒場のマスターって、こんな面倒なヤツばっかりなのか?
「寝場所のお礼は言いますけれど。」
「おっと、そのお礼は取っておいてくれ。実は、昔なじみから君の面倒を見て欲しい、とあってね。
まあ、仕事の斡旋もなんとかしてくれって言うんだ。
それと「その子、からかうとスッゴイ面白いから、めーいっぱいからかってあげて」なんて書いてあるもんだからさあ。」
あの小動物め・・・・・・。
「準備ができたら、ちょっとカウンターまで来てくれ。」
「わかりました・・」
そういうと、部屋から出て行く。
あ。ハーネスとか手入れしてなかったというか、むしろ着たまま寝ちゃったから、あちこちアザができちゃってる・・・がっくし・・・。
とりあえず、カウンターに向かう。エレのお姐さんから「やさしくしてもらえた?」とか聞こえてきたが無視。
「準備、OKです」
「ん、いい顔だ。まずは、向かいにあるカウンター。見たことあるだろ?まあ、似たようなモンだ。ウルダハとな。」
たしかに。青い光に照らされたカウンターがある。
「見たところ、そこそこウデは立つようだな。近所にビアデッドロックてキャンプがある。
ちょいっと北に行ったところだ。それと、もう少し進めばスカルバレーってキャンプもある。
どっちのエーテライトも「登録」しとくことに越したことはないと思うがな、その先にエールポートっていう、ちょっとした町があるんだ。」
「はい?」
「で、だ。そのへんのエーテをさわりがてら、エールポートから商品を買ってきてもらいたい。地図はこれだ。まあ、観光気分で行ってくれればいいぜ。」
「今からですか?」
「そりゃあ、お前。ここで飲んでからだろう?」
----------コメント----------
まていw手入れ結局してなかったのかw。
Bob Dalus (Hyperion) 2011年10月19日 03:35
----------------------------
飲んでからだろう…!(笑)
リムサは風通しも良さそうだし、ハーネスの水気もすぐとびそう?
Alto Springday (Sargatanas) 2011年10月19日 09:07
----------------------------
>ぼびー、いらっさいw
手入れは「準備」の間に。だってコレほとんど皮だし、拭かないと固くなっちゃうからねえwそれと、いったんは脱がないとダメだろうしw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年10月19日 12:03
----------------------------
>アルトさん、いらっしゃい♪
なんというか、海賊もゴロゴロいる酒場の雰囲気を出したくてw
カウンターに座る=飲む。
そうですねー、カラっとした天気と潮風で気持ちよさそうですよねw
でも、スグに道具が塩でやられそうwそっちの手入れもいりそうですよね
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年10月19日 12:06