17書き物、ボンバード編の2話目。

「もーいーですよーだ。」

「あら?素直になったかしら?」

「下着だし、上から服着れば、目立たないし。」

そこで、モモディの顔から笑みが消える。
「実は~、あなたの服ね。汚れとかひどかったから洗濯に出しておいてあげたからー。」

は?自分でも顔がどんどん引きつっていくのがわかる。なんだかピきっって音が今にも聞こえてきそうだ。もしかしたら音がしたかもしんない。

「えーっと?どういうことですか?」理性、という名の最終防衛ラインというのは、おそらくきっとここら辺だと思う。

「や、暑いでしょー?で、汗で濡れてたからー。ほら、親心ってやつ?自分で洗濯なんてなかなかできないだろーし。」



気がついたら、ララフェル女将の顔を両手でワシ掴みにしていた。

「ひょっとひょっと、おひふいへ。まひゅちゃん!」

「あ。」

「あー死ぬかと思ったわー。マユちゃんが本気でアタマ掴んだらあたし、死んじゃうからー。」
よく言うわ。

とにかく、ピメルさんのトコに行かなければ。着替えも何もあったもんじゃない。

ココでふと気づく。

着替えがあったって、お店までいくには・・・って、お店の中で着替え?この時間、お客さんがいっぱい居そうなあの店で着替え?ありえねー!!

「で。どうしたらいいと思います?ももでぃー」

「マユちゃんったらwなんか目つきがさっきと同じになって来てるわよー。
あ、待って待って!コワいからっ!そーね、いっそのコト、そのボンバードとやらのところに行ってみたら?」

「ぐ!」

「どーせみんな着てるんだから、そんなに思ってるほど目立たないよー。」

「うう、そうかもだけど・・」

「それとも、みんなの目を引くほどカワイさを振りまくつもりー?」


ドス黒い感情を抑える理性とやらはとっくにどこかに逃亡していたコトを思い出したのはこの瞬間だったのかもしれない。



頭を抑えながら床で悶絶しているララフェル女将を放置して、おそるおそる酒場に戻ってくる。案外、
言われたようにけっこうみんなオープンなのか、お祭りで気がノっているのか、水着を着てる人は多いよう。

うー。

さっき言われたトコまでいってみようか・・たしか、ゴールドバザー当たりだったか。
こそこそっと、サンダルの音ができるだけしないようにカウンターに行ってみる。テージさんが居たけど、特に何も言ってこない。

とりあえず、遅めの朝食(早めの昼食?)を頼んで、テレポをしてみる。

エーテの近くには似たような格好の男女がいろいろたむろしている。なんかいろんな色の水着をつけて、かなりカラフルだ。

とりあえず、手近の冒険者(女性)に聞いてみる。「どこ行けばいいのかな?」

ああ、ここから歩いてスグよ、と快く返してくれた。そして一緒にどう?とまで。
お言葉にあまえます。

この後の祭りは・・そりゃあもう!


----------コメント----------

怒りのスーパーモード発動ですね。
右手が光って唸ってます。
Bob Dalus (Hyperion) 2011年10月14日 04:12

----------------------------

>ぼびー、いらっさいw
G◎ンダムだっけ?あれもオバカ満載だねーwアニメは見たことないけど、某ガンダ◎エースで連載してるw右手どころか両手がw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年10月14日 06:11

----------------------------

この祭り・・・。分かっておるんじゃよ~w
酒池肉林のハーレムな祭りじゃったよ~w
Syakunage Ise (Hyperion) 2012年07月24日 14:44

<<前の話 目次 次の話>>

マユリさんの元ページ