71書き物。とあるウルダハでの1・5日。

「ねー、そろそろ休暇をヤメて、あたし冒険にいこうかなー?」
「ぬ!もう行っちゃうのか!マユ!」と親父ウザイ。
「がんばってねー!」とは兄。

「じゃあ、送り出すのに手料理を作りますか。」と母。

「「「やめて!!!」」」ハモる。

「あたし、まだ死にたくない!」
「レティ、ここは俺が。」
「母さんの料理、独創的で野趣あふれるからねえ。ちょっとガマンしてもムリだよー?」

「なんてこと!」と泣き崩れる母。自覚が全くない。

(少なくとも、あの料理は「料理」というものを根底から否定してるような気が・・。)



カーラインカフェでは、女主人が固まっていた。
「ミューヌさん?大丈夫ですか?」と店員。
「あ、う。」と女主人。「ダメかしら?」店員はどうしたものか、困り顔。

パールから連絡があってからナンカおかしい、とは当時の店員談。

次いで。
「あ、クイックサンドから使いにきましたー。手紙がいくつかと小包です。ミューヌさんは?」と。
アッチ。と指差す店員。
「ぷしゅー。」と、普段はボーイッシュな感じの妙齢のエレゼンは、さらに上の空。

「こちらで伺っておきます」、と店員。

(さすがモモディさん。仕事する分もこのくらいでないと・・こまります。)
とは、クイックサンドの配達員。


緊張しきりの「プラチナミラージュ」の中で。なんとか、受付を済ませて。
黒髪のエレゼンの男性は。
「明日くらいにはとどくかな?」ひとりごちて。
今夜の食事はやはり、クイックサンドか。何にしたものか?今から行くと少し遅めの夕食になるなあ。



「マスター、なにやら異常に面白いことがウルダハであるそうだと?」
「ああ、なんかミューヌがらみらしい。あの小動物が画策してるんだと。」
ウルスリの顔を見て。
「うらやましいか?」
「いえ、いいことです。それにわたしにはマスターがいますから。」
「言うねえ。ところで、この前の衣装は次はいつ見せてくれるんだ?」
「ぬがっ!・・・ぷしゅーーーーー。」

コイツも変わったな・・。
リムサの酒場でも、茹で上がった女性が一人。



「さーて。今頃・・・。ついたかしらー?」
先ほど送り出した配達員が、どういう報告をするかによって今後の楽しみが変わってくる。
バデロンにも茶化すようにパールで連絡しておいた。
(あっちもなんとかしないとねえー。)

「ただいま。モモディさん。」
(お。来た来た。)
黒髪のエレゼンの青年が帰ってきた。
「おかえりなさいー、今夜の食事はこちらでー?」
「はい、お任せでなにか。」
「りょうかいー。」


ウルダハの夜は更けていく。


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手紙は、もうそろそろ届いたかなぁっていうあの時差が良いんですよねー。
パールは、便利ですけどね。(笑)
なんでしょ、モモディ様のニヤニヤ顔が見えるようなんですが…!?
お母さんはクラフターが苦手なんですね。(笑)
Alto Springday (Sargatanas) 2011年11月13日 09:59

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>アルトさん、いらっしゃい♪
そうですねーw最近はパール、というか手紙っていうシステムがないんですがw11だとメールがあるんですけどねw
モモディは今回それほど出てませんが。確実に暗躍してますねw
奥様は魔女だったのです。次ので「魔女」っぷりが発揮w
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年11月13日 17:31

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