「今回の作戦立案において、２、３の案件があります。」
ウルダハ。
その荒地に佇む一大商業都市。
そして、最高議会を上回る議会。
グランドカンパニー。
ウルダハはもちろんのこと、グリダニア、リムサ・ロミンサの首脳が顔をつつき合わせる中。
対帝国。
この御旗の下、３国は色々な策を練り、また下準備（兵站だの武器の用意だの）
「これは。面白いといえば語弊があるな。だが。やる価値はあると思える。」
深紅のジャケットに身を包んだ「提督」は、かの「魔女」の作戦を好意的に見ている。
「いや、慎重にいくべきだろう。奇策を練るのはかの魔女らしいが。戦略としては筋道を立ててやっているのに、何故戦術となるとこうも破天荒なのか。」
「剣闘士」ラウバーンは首を傾げる。
「彼女なりの・・・そうですね。勘、でしょうか？」カヌ・エは静かに言葉を紡ぐ。
「そういう割りには遊撃とか、かなりのリスクを使うのはどう？」提督は容赦ない。が。味方の損耗を極力減らすための策は出し惜しみしない。
「早期に相手を消耗させるためには必須です。結果として早く戦を終わらせ、味方の損耗を無くすべきです。」
「あー。いいか？」ヒゲの偉丈夫。
「どうぞ。」「はい。」
「まあ、やれるだけはやろう。これは俺だけじゃない。みんなが思ってだろう。だがな。あの小月。あれだ。
今にも落ちてきそうだろ？単に戦だけじゃない。そんな気がする。まずは、戦に勝つ。これは当然だ。
戦術一つとっても、魔女の戦術はかなりの威力だろう。遊撃隊や、銃術のバラクーダ隊も効果的に動いてくれるのは承知だ。が。
皆が生き残るための策も一つは欲しいな。」
「そうだな。」提督はうなづき。
「そうね。」グリダニアの精霊女王も。
「しっかし。」ウルダハの剣闘士は呆れかえる。
「なんだ、この戦術は。」
「そうなの？」とグリダニアの首長は。
「ああ。アホ、だな。」と提督。
右翼。と言えば、防衛線の基本。
だが。
紡錘陣形を取って、一点突破。
相手の左翼をブチ抜く。
そして左翼は拠点防御に扮して、遊撃隊の側面攻撃に合わせて蹂躙する。
中央隊は牽制だけして、押しては返し、だらだらと。
引き込めば殲滅。
できなくとも、十分な戦果さえ得れれば、向うは引く。
「こんな戦術、よくもまあ・・。」
提督はあきれ返っているが・・・
「相手が乗ってくれれば、な。」ヒゲの将軍は心配げだが。
「乗らざるを得ない。そんな戦術じゃないのかしら？」
そんなひと言。
「だとしたら、大したものだな。」
「お手並み拝見、なんて楽観ができないんだぜ？」
「わたしが責任を取りましょう。かの魔女の采配。ちゃんと拝見させていただきましょう？」
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相変わらずすごいペースで書きまくってるね。
まさにプロ並みの作分量。
プロが嫌なら、同人誌出すとかどう？ｗ俺は行ったことないけどねｗ
Sanshi Katsula (Hyperion) 2013年03月18日 06:16
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>三枝師匠、プロ並って言いすぎですｗ
同人誌かー、あたしも行った事はないですねー。
そうですねえ・・・ロドストだけのお話ではありますが。
どなたか、イラストを描いていただけたらなあ、とは思います。絵心には疎いものでして・・。
どうかなあ。
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年03月18日 06:32
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こんなかんじに全体を見れる目を養いたいもんだ。
＞サンシさんのプロ並みの件
ロドストだけなんですね、なんかビックリだな
小説読まない僕が、いつのまにやら読むの日課になってるっていう。
いやﾎﾝﾄ楽しく拝見させてもらってます。
Fizz Delight (Hyperion) 2013年03月19日 04:08
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>フィズさん、プロは言いすぎなんだよーｗ
ロドストに投下し始めたのは一昨年の１０月からだけどｗ気がつけばエライ事にｗ
これからも楽しく読んでいただけるよう精進します！
あ過去作って読んでもらったのかしら?ZERO編というのが個人的には好きですｗ魔女の過去。
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年03月19日 06:57
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ライトノベル化するとなると、大量の文章を編集する編集さんが必要になるやもｗ
Sanshi Katsula (Hyperion) 2013年03月19日 15:51
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>三枝師匠！編集さんってｗ
実はお友達にいたりｗ
でもまあ、ロドストだけでｗ
でもイラスト投下してくださる方がいればいのになーとは、本気で思いますｗ
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年03月20日 01:49