259書き物。とある双子の日記XV

さて。

「なんでこーなるのかなぁ・・。」
ふわふわした金髪の少女は、目の前の事態にとりあえずビックリしてみた。
かといって、状況は変わらないし、先日に遭遇した事件?からすれば、大したコトでもない。
どうにも冷めた感想を独りごちるのは、兄が居ないときだけ、と決めてはいる。
決めてはいるが。

の、だが。

「お前の話は聞いた。」

パールからは、一方的にそう告げられ。

「お兄ちゃん!?ちょっと!」抗議は無視され。

目の前の事態にビックリしている場合じゃない。と。そうともいえる。

小さな羽虫の集団。

どうということもない。正直、こんなもの無視してしまえばいい。
むしろ。
それ以外にいる、なんとも言えない連中。
(これ、なに?)
大きな甲羅に覆われた、大きなもの。見たこともない。
それに。
小さな、だけど、あからさまにヤバそうな魚。
「うっわー。」
先ほど。キャンプ・ベントブランチまで行き、その先まで足を運ぶ途中。

深い緑は決して全ての人に安息を与えない。



「なーんじゃと?ナインアイビーまでかー。大丈夫じゃろ~。」

金髪のララフェル、そして剣士であるはずの。

カフェで同じく金髪のポニテの少女は、爆風を振り撒いた後、この剣士を紹介して。

キャンプ・ナインアイビーまで、一人で行って来い。とのお達しを。

そろり。

カフェで出会ったご老体?は。
「とにかく。静かにじゃよ~。」

そろり。


「ひっ。」

目の前に居る魔物に、気が気ではない。
むしろ、あのカフェでお尻を触られた事の方がまだ気が楽だ。

 
音を立てずに。

そろり。


なんとか川を渡り、キャンプにつく。

「はぁああ・・。・・。」ため息とも安堵ともともつかない息がこぼれ出る。

うー。こういのって。・・。
なんかお兄ちゃんの仕打ちっていうか・・。
あの人、本気で私のこと、始末したがってない?



兄の思いはともかく。

少女は、少しばかりイジけた考えに浸る。


----------コメント----------

抜き足、差し足、忍び足・・・。
おならも音をたてたらみつかっちゃうんじゃよ~w
Syakunage Ise (Hyperion) 2012年07月29日 15:27

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>しゃくなげさん、いらっしゃいw
そうねw
でも、一応「おさわり」は成功している、ってコトでwもう一度読みなおしてネw
さすがに、そのねwへぇ~へぇ~へぇ~(・ω・)シ凸 はいかがなものかw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年07月30日 01:40

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ほんとじゃよ~wきっとぷりんぷりんじゃよ~w
Syakunage Ise (Hyperion) 2012年07月30日 17:39

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>しゃくなげさん、いらっしゃーいw
ぷりんぷりんってw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年07月30日 20:36

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