・・ン ・・コン
・・コンコン。
(んあ?)
コンコン。「起きているかい?」と男性の声。
「へ、あ、ふぁい。」
ドアのノックの音だけではイマイチ目が覚めなかったのか、少女は大きな音と共にベッドから落ちる。
「おいおい?だいじょうぶか?」と向うから声。「大丈夫です!」
さすがに今のは目が覚めた。
(ええと。あ、そうだアルフレートさんの家にお邪魔してたんだっけ。)
「んーーー。」ベッドからの声。
一緒に寝ていた少女が居ることも思い出す。
外は明るいが、日差しはまだなさそうだ。グリダニアの朝は遅いが、今朝は霧が少ないのか、明るさはそれなりだ。
「ミーちゃん?」エレゼンの少女を起こそうと、ペッタり床に座っていた腰を浮かしてベッドを見やる。
「うわあ。」声を無くす。
まず、頭と足が反対向いてる。枕、足用になっちゃってるよ?
寝着があっちこっちに・・・。ついでに下着まで・・。
毛布の中身がどうなっているのか、押して知るべし。
なるほど、あたしが起きた瞬間、ベッドから転げ落ちたのはこの・・。
寝相の悪さ。
自慢ではないが、野宿なんぞでこんな寝相だったら、とんでもないコトはいくらでも起こる。
ゆえにあたしの寝相は必然的に改善されたのだが・・。(店内で寝ながら脱ぎ散らかしたことが思い出される・・。
ピメルさん、すみません。今、痛いほど気持ちがわかります・・。)
とりあえず、服を着て部屋を出る。起こすのは少し早い、かな?と。
廊下を過ぎ、リビングに。
すでに朝食の準備ができていて、椅子にはお茶を飲んでいるアルフレートさん。
「おはようございます!夕べはご馳走様でした。」
「おはよう。気にすることは無いよ。(妹弟子の子、か。複雑だな。)」
「おはよう、さあさ、たいしたものは無いけどたべておいき。」夫人がパンとスープを出してくれる。
「ありがとうございます!いただきます!」
「食べながら聞いてくれ。後の二人はもう準備が出来て、エーテライトに向かってるそうだ。」
「ひゃい。」
「今回、術式でキャンプ・ドライボーンまで飛ぶんだが、周辺は知ってるな?」
「はい。」
「最近、付近で蛮族もキャンプを作り出したらしい。少し用心が要る。
それと、ミコッテの少女、あの娘はグリダニアから出たことが無いらしい。
少年も似たようなものだと言っていた。君は割りと詳しいんだったな?」
「ええ、一応は・・。」
「では頼りにさせてもらおう。」
「え!」
「ところで、娘はまだ寝ていたか?」
「は、はい。」
「そうか。あの部屋にはここ数年入っていない。アレを見ると、ね。」と笑う。
まー・・。たしかに・・・。年頃の娘が・・アレは・・・・。
あ・・・・・・。あたし、去年くらいまで・・・・。あんなのだったのね・・。そういえば・・。
反省・・。
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PS3版FF14が出る前に小説書いておいて(これじゃないよ)
FF14攻略本が出てくる前に、雇ってもらえば良いよ。
エンターブレインにw
Sanshi Katsula (Hyperion) 2012年05月28日 19:33
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>サンシさん、いらっしゃい♪
ありがとうございますw評価をいただけるととっても嬉しいです♪
しかしながら、本職(調理師)が忙しいから多分ムリじゃないかなあ。
そして、サンキさんって書いてました。読み違いです・・・・。すみませんでした・・。
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年05月30日 00:29