(ぐふふふ)やっぱりねー。
配達員が帰ってきて、事後報告を受けると満面の笑み。
邪悪と他人には陰口を叩かれてるが、気にはしない。
戦況から陰謀、金銭トラブルに汚職、ハテは恋路にまで耳を澄ませるのが。
「千里耳(サウザンキーパー)」の名の由来である。
情報に関してはなんでも拾うし、売れるものは売る、売れないものは楽しむ。である。
今回のネタは・・売れない=楽しむ(予想どうり、か?)相手が名のある冒険者や、金持ちなら売れるんだけど。
まあ、「魔女の後継者(サクセサー オブ ウィッチケイオス)」は最近じゃオモチャよりは商品として使えそうになってきたけど。
まだまだ、バラしたら面白くない。しばらくはオモチャとして楽しまないと。価値が上がるまで。
「ご馳走さまでした!」
黒髪のエレゼンの青年が挨拶して出て行こうとする。
「あ、ちょっとー。」
「はい?なんでしたか?」
「いやね、ミューヌのコトなんだけどー。」「はい?」
「なんだか、少し退屈してるみたいでねー。あの子、グリダニアから出たことないんだー。」
「あ、そうなんですか。まあ、そですよね。自分みたいに冒険者でもなければ。」
「うん、でさ。今度、グリダニアに用事があるときに、どこか連れて行ってあげてー。」
「え?自分、がですか?」
「だって、近況報告なんて、目で見るわけじゃないし、字だけ想像させておくのもねー!」
「はあ、それは・・かまいませんが?なんて言われるかわかりませんよ?」
「大丈夫、手紙、もう一枚出しといたからー。」
「うぇ”!!」
「今度、イケてる男子が迎えに行くからー!」って。
「なんてことしやがるんですか!?」 あ。待てよ。自分じゃなくてもエレゼンの誰かが行けば、そういう話に・・・。
「アルト君だったよね!ちゃんと名前も書いておいたからー。」
「・・・・・。」どうしてくれるんですか?コレ。
「名前くらいは、見たときから覚えてるんだよー?全員ね。」キラーン。
いや、そんなキラーンってドヤ顔されても。・・・・って・え?全員覚えてる?ありえない。
「欲しい情報はいつでも売ってあげるから、名を上げてねーw最近、名前は出せないけど有望株もでてきたしー。
名を上げると、それだけアッチコッチに紹介してあげるからー。
今の君だと、プラチナの方はそれほど欲しがらないから。こっちも紹介できいのよー。」
紹介状、欲しいのがバレてたのか・・・。すごいな。
とりあえず、寝床を探しにいかないと。
玄関から出るときに、快活そうな少女とすれ違う。走り込んでくる勢いはそのままに、
「あ、すみませーん!」と。ブルーグレイの短髪の少女は、真っ先にカウンターに行くと、なにやら喚いている。
「活気のある街だな。こんな夜更けに。」
ん?夜更けにあんな少女が走り回っても大丈夫なんだろうか?ふと立ち止まって振り返ると。
「・・・。」さっきの少女はドコにいったのだろう?
服装までは覚えてなかったが、たしかあんな感じだった気がする。しかし。
ブルーグレイの短髪ではなく。・・・・・・カボチャ?あの野菜の?なぜに?
少女のアタマには、紛れもなく、特大のカボチャが乗っている、のではなく首から上がカボチャ。
ミドリ色。こちらの気配を察したのか振り返る。目とクチが爛々と光を放っている。
コワいので逃げ出した。
(後から知ったことだが、なにやら祭りのアイテムらしい・・そういえば、街中にカボチャがあふれてた時があったなあ。
思い出した。たしか先月辺りで終わったみたいだが。リーヴ通いの自分はあまり満喫してなかった気がする。
祭りの終わった今、誰もかぶってないから気にもしていなかったが。)
「ねー、ナマモノ。」と、カボチャ頭の小娘が言ってくる。
「なあに?生鮮野菜ー?」
「いや。そのね。コレって?」
「お祭り。知らないのー?」
「聞いた程度には・・・・。」いかんせん、この被り物では表情がわからない。面白いけど、リアクションが楽しめない。
「今年から採用されたモノで、それも一番最初にゲットしたのよー。まだ誰もかぶってなかったでしょー?」
「て、みんなかぶるの?」「そうよー。」
「ナンバー1なんだからー。」
実際にはもうとっくに終わってだれもかぶってないけど・・・ねー。
今日は泊めてくれ、ってパールから連絡があって、(ステキ!)と思ってたらさらにステキな内容が。
なんだか、魔女の手料理を喰わされるところだったらしい。
詳細はわからないが、見たこともないイキモノや、薬草っぽいのがグツグツ煮られたシチューが定番だそうだ。
幸い、作る前に阻止したらしいが。コレはウケた!さすが魔女!しかし、この子にはそっちは継いで欲しくないわねー。
泣き崩れる母を放置。テレポして来て。泊まる場所を交換にこのカボチャをかぶせるコトに成功したのだが。
「ふううん、そうなの?」と。
正直、こえぇ。威圧感ありすぎー。
「アタシキレイ?」とカボチャ頭。
「鏡みろー。」と。取り出す。
「ぎゃああああああああっっっ!!!!」深夜に少女の絶叫が響く。
案外、ウルダハの夜は物騒かもしれない。
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ああ・・・・不憫な娘;;
Bob Dalus (Hyperion) 2011年11月14日 00:02
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何か企んでると思ったら手紙偽装とは…!(笑)
マユさんとの初邂逅きた~。
当初このくらいの登場でいいなーと思ってたのも過去の話ですね。(苦笑)
カボチャ頭、最初はギョッとしますけど案外愛嬌あるんですよね。
緑色を持ってるとはさすがモモディ様。
Alto Springday (Sargatanas) 2011年11月14日 02:06
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追記
魔女の料理って見た目と味はアレですけど、健康には良さそうって気がします。滋養強壮的な。
うちの親もそうでしたが、見た目や味より栄養優先だったのかも!?
という事は、親父さんが仕事以外に、家族の料理も作るんですねー。
Alto Springday (Sargatanas) 2011年11月14日 02:14
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>ぼびー、いらっさいw
実は、今日「灰色と~の世界」なるコミックス。で。似たような設定のを見つけてしまったw見てはないけど説明ではウチとは若干違うが、家族構成は似すぎwどうしよう?w3巻くらい出てるwタイトルもうろ覚えだけど、こんな感じw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年11月14日 02:57
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>アルトさん、いらっしゃい♪
はいw陰謀満載wただし、遊びのためだけですw売り物になる情報でやるとツブされますのでw
まあ、あたしじゃあありませんが分身みたいなものでw
そろそろ、Ls編も絡めていこうかしらんwとw
カボチャはw同意見w
料理は・・・薬膳料理なんてものじゃなく、ただ単に野宿で作ったヤツをそのまんまw見た目的には「魔女」っぽいでしょ?w
作り置きしておいたものを鍋で温める、とか、保存が利く干し魚とかw後はパンくらい?wあまったら、ブリザドで冷凍w
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年11月14日 03:22