944セブンス。白黒座談会?w

黒雪「あー。あのさ?白雪?」
白雪「なあに?お姉ちゃん。」

二人はグリダニアではない、少し趣としては、東方に近い部屋。
イグサと呼ばれる草を使った、床に、座卓と呼ばれるテーブル。それに、緑茶と呼ばれる東方ならではの淹れ方のお茶。

向かい合う二人の間に座卓があるわけだが、そこに一枚の書置きが。

「面白いトーク、よろしく。お題は「双子」ね。 まゆり」

ご丁寧にお茶菓子まで用意してあり、お茶のおかわりはいくらでも、と言わんばかりに七輪にテッピンが置いてある。茶葉まで。

「なああ、ハク。コレどうゆ?」
「・・・このお題で会話、でしょうね。」

「・・・・・」
「・・・。」

黒「まずさ、司会のまゆりがいねえって、どういうことだ?」
白「姉妹仲良く、水を差さない、じゃないんです?」
「ざっけんな!あのやろー!」
「まあまあ。お姉ちゃん。で、お題だけど。」
「ああ。双子だったな。私らに対する、あてつけだ!」
「もう。すこーし冷静に。」
「何をだ!」
「いえね、このお話って、双子の登場って結構多いじゃない?」
「そっか?」
「まず、私達でしょ?それに、社長の「腕」の二人も。」
「あー、そーいやそっか。」
「それにまあ、・・・資料によると、この前のお話でミコッテの双子が出たり、リゾートでララフェルの双子がいたり。」
「あ、なんだ。アレ。あいつら。ハイランダー姉妹は?」
「ああ、あの子達は、年子の姉妹だから、双子じゃない、わね。」
「でもまあ、双子率たけえな。」
「んー、3割くらい?」
「十分だろ。」
「そのへんは、まゆりさん次第、かなあ。」
「ただ、女子率高すぎだろ。」
「色々とあるみたい・・・」

沈黙・・・

白「じゃあ、次のトークに。「双子のどっちが兄、姉、なのか?」です。」
黒「私が生まれたのは一緒だろ?」
「いや、それがですねえ・・・返答次第では、私が姉になっちゃいますよ?」
「は?」
「どう思います?」
「普通だと・・先に出た方が上だろ?」
「残念。後からの方が、だそうです。地方にもよりますけど。」
「へ?」
「先に出た方は、最初に出来た子よりも後から、だから、妹、弟、だそうです。もし私が後から出てきたら、その性格を根本から叩き直したいと思います。」
「く・・・言ってくれるな・・・。」

「それと。双子の「同期(リンク)関係は、本当なのか?」ですけど。」
「ああ。」
「無いですね。」
「無下もないな。」
「まず、お姉ちゃんとのそういうの無いし。」
「・・・。」
「ただ、ミコッテ双子には、あるかもしれません。」
「あ?」
「いえ・・彼女達、というよりも、ミコッテという種族自体、双子や、多産が多いそうで。」
「は?」
「種族として、男子の個体数が少ないから、できるだけ多くの子孫を残すためにそうなのだと。」
「?」
「なので、ハレムのような女性を囲う文化もできたようですね。双子や、異母姉妹ができやすいのかもしれません。」
「ふーん。」

黒「なことよりよ。お前、子狐丸、ちゃんと研いでるか?」

双子として、ここまで違う、といえば違う二人。

「常に磨いてますよ。」白雪は腰の鞘を出し、刀身を見せる。
「なるほどな。こっちは、研ぐ必要もないくらいヒマだ。」長刀、脇差。いわゆる二本差し。

薄目で、軽い子狐丸とは違い、それなりに重さも長さもある「村正」そして、真剣「村正」の脇差し

「お互い、その刃で殺めることがないのは、良い事でしょう?」
「そりゃそーか。」

「それではこのへんでお開き、でしょうか。お姉ちゃん、うちで何か食べていきます?」
「いいな。・・・」抜刀。

天井から。
「ボク達も出番欲しかったにゃーん!」!」
双子のミコッテ。さらに。
「我らも抜きか。」「せねっちー、しかたないよー。」

「鍋でも用意しましょうか・・・」白雪は段取りを考える。


「なあ。俺たち、置いてけ堀っぽくない?」
「お兄様。その考えがすでに置いてけ堀です。常に最先端を走らなければ。」
「だよな!」

ララフェルの兄妹は、今日も未来に向けて走る。

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