765セブンス。東方のアレコレについて。

白雪は今日も夕食の買出しに。
グリダニアには、園芸ギルドもあり豊かな森と合わせて食材に困るコトも無い。
ついでに言えば街の中を流れる川に釣り糸を垂らすのんびりとした冒険者に掛け合い、魚も手に入る。
「ふふ。」いつもは冷静な彼女だが、今日はいつもにましてゴキゲンなのだ。
なにせ。「ふふ。」アレを再び使うことができる。「ふふふ。」
彼女の心を躍らせているのは・・・「お鍋」である。
大体において、エオルゼアでは鍋といえば、金属製でありそれは調理の際に使われるが、食卓にそのまんま供されるものではない。
だが、東方では土を焼き固めた鍋を食卓に置いて、家族でソレを囲んで料理を頂くのである。
そして、その鍋をなんと偶然にもバザーで見つけてしまい、滅多にないコトだが衝動買いしてしまったのだ。
もちろん、それなりに値段は張ったがやはり我慢というか、気がつけば支払いを済ませていた。そこでもちろんの事、後悔などあるわけもなく。ひたすらににやにやと・・

そのころ。「家」では・・・
「へっ・・・・・くっしょん!」黒髪の女性は、リビングのど真ん中に足の短い、というか、背の低いテーブルを出し、いかにくつろぐか?を検証していた。
「・・・っくしっ!」そして、「ごほっ・・ごほごほっ!」と。
クシャミとセキのオンパレードを撒き散らしながら、板間のリビングに厚手のカーペットを敷き、先ほどの背の低いテーブルを真ん中に据え、
天板とテーブルの間に毛布を2重にかぶせ、テーブルの中天井についた籠(耐熱のワタ入り)にいこした木炭をいれて熱が逃げないようにセット。
コレで準備はいい、はずだ。が。なんとなくポジションというか、こうくつろぐためにもう一歩を探し、あれこれと動かしたりしてるうちに段々体が冷えてきたりしては、テーブルに潜りこみ。
風邪をこじらせた彼女は、比較的涼しげなこの国をナメていたのかもしれない。

「お姉ちゃーん。帰ったよー。」
双子の妹の声に返事を返したいが、喉が痛み声が思ったように出ない。
「おがでり。」
「ハク姉ちゃん、おかえり!」とは少年の声。
二人はとても仲良しで、しかもいつになくご機嫌だ。

理由としては、白雪は「鍋」に関してはもちろん黙っていて、驚かせようとしているからであり、ミッターク少年は買い物している間に「コタツ」が届いたのを黙っていたからである。

少年はリビングに先に入り、「じゃ~ん!」とコタツ(と、風邪をひいた黒雪)を披露。「まぁっ!」とコタツ(そして、姉が寝台から出張ってきている)に驚き、
危うく荷物を落としそうになるも、(みかんだけが転がり落ち)耐え切る。(そして、姉がみかんに飛びつく)「コタツじゃない!どうしたんです?姉さん。」
「もらっだ。」
「え?この前、なんだか行ったアレですか?」
「ヴん。」みかんの皮むきに集中・・・・
じゃあ、とばかりに・・・
「コレ、今夜の食事にしましょう。」と鍋を取り出し、具材も。
「はくうぅ!最高。」
「わ、ハク姉ちゃん、なにそれ?」
「ふふふ、お鍋というのです。コレをこのコタツの上でみんなでつつくのです。東方の料理なんですよ。」
「へー。」
「ハク、メインは?」
「はい、お野菜はいろいろあったんで、まあいいとして。メインはトリですね。ただ、豆腐はさすがに無かったですね。それと、柑橘酢もないので味付けしたお鍋でいこうかと。」
「わがった、まがせる・・・。」とコタツで寝転がり出す・・。
「風邪ひきますよ?」
「もうひいでる。」
「そんな薄手、というか、肌出しすぎですって。」
「あー、ハク姉ちゃん。なんだか、外国から帰ってきてから修行が足りない、って水浴びしてたから・・それでじゃない?」
「ミッター。覗いたわね?」
「え?」
「ああ、ガキが覗いてだから、づまんないだろ?っで一緒にいれでやっだ。」
「なっ!」
「ざらしに、腰帯はいでだから、だいじょうぶだ。」
「・・・で、風邪ひいたって・・・。」
「こいづはひいでない。ぱっぱ、あでだな。バカはひかないっで、ほんどだ。」
「・・・・お鍋食べて暖まりますか。そうそう、ショコラさんも後から来るそうですよ。いいお土産を持って来るそうです。」
「ふん、好きにしな。」




ノックの後。
「こんばんわー~」
そして。
「邪魔をする。ほう・・。」インテリアに目を見張るミコッテ二人。


「な、なんだ?どういう・・・」
「あ、姉さん。すみません。実はお客様もお越しだったんですが、口止めされてまして・・。代わりに美味しい物とか頂いちゃいまして。」
顔見知りとなってしまった2人+青年+コタツ二個目(ショコラ持ち込み。)そして鉄板に、卓上用のコンロが2台。ショコラが用意を男性陣に指示する。
「この女性が東方の料理を用意してくれると伺ってな。不躾ながらお邪魔させていただく、黒雪殿。」アリティア産業社長、マルス、および秘書のセネリオ。「お邪魔します。」
「にぎやかになったね!ハク姉ちゃん。」段取りの最中、少年は嬉しそうだ。
「まったく。あ、お二人さん?この「家」は他言無用ですからね?もちろん、信用してのお誘いなのですが。」コタツの設置をしながら。
「おい、キーの字。やかましい。客人をもてなす方法も知らんのか。」
「え、でも・・。」
「本日は、お越し頂きありがとう。共に佳き時間を過ごしましょう。」
「いたみいる。(だっけ?せんちゃん・・?)」「(はい、おそらく。)」
「まあ。硬くならずとも結構ですのよ、おふた方。姉様も普段にない言葉遣いゆえ、粗相が無い様にしませんとね。」睨みを利かせる。

夜会は深夜まで続き、途中、レイとレルヒェまで呼び出され、「芸を披露しろ!」だの「エリスはまだかっ!」と、飲むと「虎」になる社長が居たとか、居なかったとか。

全てが終了?する頃にはみんなコタツで丸くなっていました、とさ。


----------コメント----------

セブンス が終わるのかな?
それともこっちで外伝書きながら新生版でセブンス書くのかな?

まとめサイトに転載するときのカテゴリ分けどうしようかなw
Marth Lowell (Durandal) 2013年12月09日 18:04

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エレンに留守番させてるけど大丈夫なのかな?w
Marth Lowell (Durandal) 2013年12月09日 18:04

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そうそう、偶然だけどこの話で765話ねw
ナムコw
Marth Lowell (Durandal) 2013年12月09日 18:05

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>マルスCEO,エレンの悪夢再来か!?www

セブンスは、新生で続きを。年末年始の空いた時間で旧を偲びつつ、新生では、デビューwなw

まとめサイトだと、外伝~にカテゴライズじゃないかしらw

そして、ナムコwやはり800にはちとペースダウンが効いたなあ。
ナムコキャラといえば、パックマンとワルキューレがかわいいw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年12月09日 18:27

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× アルテノー
○ カルテノー

大事な大戦の地を忘れるなw
Marth Lowell (Durandal) 2013年12月10日 17:47

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黒雪さん、風邪ひいても薄着なのねぇ(苦笑い
Ephemera Mitoa (Durandal) 2013年12月10日 20:52

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>マルスCEO,ほんとだw
忘れたんじゃなく、たいぷみすwww&確認不足だわー失敬( ;∀;)
なので抹消しました・・。
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年12月10日 21:49

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>えふぃたん、ですw
彼女はそのくらいでは動じませんw
えふぃたんは、もこもこ派ですか?あたしはバリバリもこもこっす!((+_+))
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年12月10日 21:52

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社長の酒乱疑惑(; ̄O ̄)
Yupa Boleaz (Ragnarok) 2013年12月12日 12:46

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>剣聖
リアルじゃ酒もタバコもしないけど、作中だと両方してるっぽいw
Marth Lowell (Durandal) 2013年12月12日 22:22

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>ユパ様、マルスCEO。そこはっ!
酒乱疑惑については、振りをしたのはユパ様!忘年会で暴れる、みたいなネタ投下をお忘れとは言いますまい!w
そして、タバコに関してはあたしではなく、某画伯の仕業ですw
ただ、一つネタが浮かんだのでこのまま喫煙者(作中)で行かせていただきます、マルスCEO!www (`・ω,-y┛ プハー
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年12月13日 00:07

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ネタを投下した本人だからこそのツッコミですw
でもなんだろう、おいら的にはとてもしっくりきましたww
Yupa Boleaz (Ragnarok) 2013年12月13日 07:12

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レイ、レルヒェによる余興も終わり
宴が収束に向かった頃
ふと、しばらく社長の声がしていないことに気付く

一同「社長??」

うつむき加減の社長
顔色は薄い桜色で色っぽくもあるが
よく見ると社長の目だけはランランと輝いている。

社長「あ?誰だいま私を呼んだのは?」

一同「社長のスイッチ入ったー((((;゚Д゚)))))))」

みたいな( ´ ▽ ` )ノ
Yupa Boleaz (Ragnarok) 2013年12月13日 07:29

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>ユパさまwww
ネタの回収はキッチリとw
そして、「飲むと虎になる=怖いもの知らず」な設定は、セネリオ女史にしたほうがよかったかな?w
彼女のローウェル姓の前はティーグレ(虎)だったのでwギャップと相まって面白いかもねw
社長のスイッチ入るシーンは、これまた別のところで活かそうwww
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年12月13日 08:05

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