498書き物。鬼哭隊にて。

「諸君!」
グリダニアが誇る槍術士ギルドにして、国家防衛に携わる鬼哭隊。
その隊長、スウェシーナが訓告を。
「カヌ・エ・センナ様から3国のグランドカンパニー、共同での帝国打破の通達があった。
我等は一丸の槍となりて、彼の怠慢な軍隊に我らが一撃を認めさせ、早々に退散いただく!」
「おおおおお!!!!!!」
隊士たちの士気も高い。
さて。
戦略としてはムチャクチャだが・・。
戦術としては、一撃をまず与えるのは有効だ。
執務室に帰り。先の扇動じみた演説に溜め息を。
「スゥ?」
「なによ。あなたの戦略、わかんなくはないけどね。」と旧友、魔女を見る。
「でしょ?」
「あー、どこから突っ込むべきかしら。戦術としては常道。でも。」
「あたしは右翼担当するわ。」
「それがオカシイ!右翼って!」
「教科書通りにいけば、左翼が主力。その受け側よね。」
「わかってて!」
「問題ないわ。左翼には神勇隊がはいるんでしょ?央隊はまあ正規軍が入るんだし。
崩れるのが基本な右翼にあたしが入れば多少持つ、でしょ、その間に左翼が突破してくれんでしょ。」
「馬鹿。個人の武勇なんて、なんの意味も無いのよ。そんなこと、わかってるでしょ!」
「スゥ。そんなあんたが好き。あたしは馬鹿の意地でもって、右翼を駆ける。」
「もう!なんでわたしの横で参謀として居てくれないの!」
「馬鹿だから。」さらりと。
「今回の作戦、陣地の設定、全部指導したのあなたじゃない!」感情を抑えられない。
「ごめんね。やっちゃうとさ。現場に居たいの。誰かに任せて、くたばる所を遠くから見ていられない。」
「本当、あなたって馬鹿だわ。いいよ。行っといで。わたしがわたしが「遠くから眺める馬鹿」になってあげる。だから遠慮なく「馬鹿」になっておいで。」
栗色の髪の女性は、くすんと。しかし涙は流さず。
「ただし、「馬鹿」の死に様なんて絶対に見ないから。ちゃんと右翼を最後まで指揮して。」
「がんばってみるわ。」
「馬鹿。」
「ほらほら。泣かなーい。」
「馬鹿・・・。」
親友を抱きしめ、魔女は・・。


----------コメント----------

普段PvP、PvPと喚いてる僕ですが
戦場の裏のストーリーを見せられると
何とも言えない気持ちになりますな・・・。

武勇を持った戦士が一緒に戦ってくれるだけで士気って
上がりますから、なんとか頑張っていただきたいデスナ!
Fizz Delight (Hyperion) 2013年03月08日 13:38

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なんだろう最後の1行のあとが人間がグシャグシャに締め潰されるイメージしか浮かんでこんかったぞww
Bob Dalus (Hyperion) 2013年03月08日 14:48

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ついに時代が動き出すんじゃな~w?
いずれ英雄と呼ばれる、今はヒヨっこオジョーはこの戦いはスルーじゃろな~?w
ララ二人も栄養を蓄えているようじゃし、ド派手に立ち回りそうじゃよ~w
Syakunage Ise (Hyperion) 2013年03月08日 17:00

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栄養を蓄えすぎて、当日遅刻とか勘弁してほしいところ。
Eraru Control (Hyperion) 2013年03月08日 17:08

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戦争ねぇ・・・、武器防具のための鉱石需要が高まりますな。

と、言うわけで臨時業務ページを書いておきましたw(ネタ投下とも言う)
http://lodestone.finalfantasyxiv.com/rc/forum/thread?gcid=2231017&threadId=1828000

自分は非戦闘員だからなぁ。
一応、双蛇党員だし陣地構築などの工兵作業してるかなw
うちの幹部たちも双蛇党員だし来るとは思うけども・・・、
またセネリオの仕事増えちゃうなぁ。
(会社に顔出せない分沢山処理しておかないといけないからw)
Marth Lowell (Durandal) 2013年03月08日 17:41

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>フィズさん。どうも。
PvPも確かに実戦ではありますが。(というか、かなりの頻度でPvP話はやらかしてるw)
裏話と言えば聞こえはいいですが、ロクでもないのがほとんど。
矛盾と理想の究極を行くトンデモ話。
でもまあ、少しくらいはいいお話があってもいいですよね。
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年03月09日 01:53

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>ぼびー。
最近、病んでる?
一応、魔女と言われる所以は、腕力じゃなく「同じ戦い方をせず、常に相手の裏をかく」ところから。
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年03月09日 01:55

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>王様www
そーねーwまあ「新生」のOPムーヴィーを見てから、お話をみてもらえたらw
ミーは、さて、英雄になれるのかしらねえw
あの二人は・・・どうかしらねw?
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年03月09日 01:59

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>えらっち、多分冬眠くらいはしてるんじゃ?w
実際問題としては、まだ一月くらいの猶予期間があると思われます。
帝国も派兵するのにそれなりの準備がいるだろうし。
それに3国連合とはいえ、形はともかく、かなりの裏のやり取りがある、はず。その辺も表現できればなあ。とか思ったりします。
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年03月09日 02:06

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>マルスCEO、(ネタ投下)ありがとーございますw
せっかくなので、お話にしちゃいますねw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年03月09日 02:09

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あ、でも最終日はちゃんとモードゥナにはいたなぁ。
小説の内容を裏切る詩人の姿でw
Eraru Control (Hyperion) 2013年03月09日 02:12

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>えらっちwまあ武器を・・・
アーマリーシステムって、こういう時便利かもw
お話的には・・・難しいんですけどねw
FF11の時には、でかいタンス20くらい抱えて、ジュノとか走り回ってましたしwこんなんムリだろとw
詩人OKでーすwお話的には、「一人2つのメイン武器」という設定してますしw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年03月09日 03:25

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決戦時のジョブねぇ・・・。
実は本当に工兵だったり・・・
http://lodestone.finalfantasyxiv.com/rc/forum/thread?gcid=2231017&threadId=1834003
(資料 画像1)

自分の中でのイメージは
自分:白 セネリオ:ナ エリス:モ レイ:白
かなぁw
Marth Lowell (Durandal) 2013年03月10日 08:54

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>マルス工兵!そこの塹壕にどれくらいかかるっ!
「は、はい!後3時間で!」「1時間で終わらせろっ!」
的な?www
ネタ投下、感謝ですw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年03月11日 00:18

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