481書き物。冒険者達の日常・・・。出会いとは。

グリダニア。森の都たるこの街ではいろんな出会いがある。
たとえばそう。
小川に魚が戯れているのを見る時。
川の煌めきに、魚の煌めきが重なり。
この一瞬の煌めきに心が踊る。
たとえばそう。
木々のざわめきが、小鳥達の合唱に重なる時。
ソプラノから、アルト、バリトン、テナーまで。
素敵な、そして、二度とは演奏しえないであろうシンフォニー。
そして。
たぶん、こんな出会いも無い、とおもう。
少女の名はミーラン。

父親似の少し線の細い顔立ち。金髪というよりは、オレンジがかった赤毛。
「あ、すみません!」
少女はバスケットに入れたお菓子が地面に放り出されるのも構わず、ぶつかった相手に謝罪を。
「おおっと。」と。
その放り出されたお菓子を器用に受け止めながら、ルガディンの壮年?の男性はにこやかに。
「おいらが悪い。だからあやまらないでおくれ。お嬢さん。」
「え・・。」
少女は目を疑う。落としたはずのお菓子の全てが彼の手の中に。
替わりにひっくり返ってしまったルガディンに、頭を垂れて。
「すみませんでした!」
エレゼンの少女は、目を瞑り必死に頭を下げている。
「はは、おいらも悪かったのさ。さ。頭をお上げ。お菓子が君をお待ちかねさ。」
「え・・。その。」
「気にする無い。よくあることさ。」
「あの・・。その・・。ミーは・・。ミーランはね。この近くに住んでるの。」
「そうか。おいらはユパ。よろしくな。」
「はい。ユパおじ様。」
「はは、いきなりだな。うん、ありがとう。ミー。今度は気をつけてお帰り。」
「はい。」

後日。
「なあ。アルフレート?」
「どうした?ユパ。」
「お前、あの子を冒険者にするつもりは無いんだよな?」
「ああ。」
「それには反対させてもらう。」
「なんだと?」
「もうすぐ・・。災厄が降ってくる。」
「知っている。」
「それには、力が必要だ。」
「ああ・・・。」
「あの子は聡明だ。早いうちに身につけてもらうほうがいい。」
「だがっ!」
「言いたい事はわかる。おいらも似たような境遇を知っている。」
「知ったふうな事をっ!」
「激昂してるんじゃねえよ。」
「すまん・・。だがな。」
「わかる、とはいわねえ。それは悪かったよ。だが・・。」
「ああ。そうだな。レーゲンも捕まえて話をしようか。」
「あー、あいつな。カタイからなー。ま、いいか。で?」
「で?とは?」エレゼンの術士はこわばる表情を隠せない。
「当然だろ?あの子はどうしたいのか。そこをしっかり聞いておけ。」
「ああ。」そうだな・・。
「よっし、その辺を見て回るよ。美味しい屋台なんかあればすぐ呼んでやる。」
「そいつはありがたいね。ミーがはしゃいで困るが。」と皮肉たっぷりの笑顔で旧友を送り出す。
「じゃあな、ユパ。」
「ああ。弟子にするならいつでも構わないぜ。教授としてはな。」
「じゃあ、俺を弟子にしてもらおうか。」
「イヤなこった。」
あははは
二人は笑い、そして別れを。


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読者が出演してると「おぉー」ってなるw
Marth Lowell (Durandal) 2013年02月27日 07:55

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>マルスさんいらはいw
そうですねー、先のコメでフレから「登場決定」的なのあったんでw
ご本人に確認もとらず出しちゃいましたw
ちょこっとネタバレですが、じつは新生に向けての伏線でもあります。
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年02月27日 09:47

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読者がまた「教授」じゃな~w・・・。
あれ???もしかして読者で登場して「教授」でないのはワシだけ???
あ、べ、別にイジケテいるわけではないんじゃよ~w
Rみれば当然じゃよ~w
そしてオヤジ設定は二人目じゃな~w
Syakunage Ise (Hyperion) 2013年02月27日 12:58

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>王様、www
だって、王様のスキルがfthじぇgh助けtdgふじこgh.ne.jp
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年02月28日 03:02

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それは言っちゃダメじゃよ~w
初期からいるのにカンストしてないなんて内緒じゃよ~w
Syakunage Ise (Hyperion) 2013年02月28日 13:13

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>王様、あたしだってwww
初期からいるのに以下ry
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年02月28日 13:48

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