451書き物。それからの後。6

白魔道士であるところの、ル・シュペヒトは小規模LS風見鶏の参謀である。
ミコッテの彼女は、ルガディンの格闘士グリュックや、心の恋人シュナーベル達が危機的状況にならないように、
回復術式や、防護術式に頼らない戦術等を考えてきて。

ヒューランの少女、マリーがLSに加入するに至って、バランスの取れたPT戦術ができる!と尻尾を震わせながら感動したものだ。

が。

今回のプランはさすがに厳しいものだが。が。
手札の中に「切り札(ジョーカー)」があれば。
なんと心が踊ることだろう。
問題は切り札の使い方。
数通りの策を考え、実行できそうなもの以外を削いでいく。
2,3か。
ルー、と呼ばれる銀髪のミコッテの少女。
彼女は間違いなく、戦術を愉しむタイプだ。

そして、先輩分にあたるミコッテの少女?女性。マルス・ローウェル。
この編成で策の一つが確定、と言えるものにまでなった。敵が「呪眼」であろうとも。

そして相談の結果、間違いない、だろうと。
「グリュック、死ネ。」と指示。
この先は・・。

マリーと護衛対象の青年?のファーネをコンビで逃がす。
この段階でグリュック死亡確定として、追撃がないコトを確認しながら自分とベルで二人を追いかける。
で、知らん振りしたマルスがグリュックに蘇生術式をかけて追いかける、というものだ。
もちろんマリーと護衛対象のファーネが一番危険だが、盾役としての彼女の才を評価してのこと。踏ん張ってもらわないと。そして・・。

6人が揃ってしまえば、危険レベルは格段に下がる。
「ふ、あたしって、策士だにゃあ。」銀髪のミコッテの少女はこの逃走劇に「保険」をかけつつ、成功を信じている。

「あのねえ・・。」合流を果たした黒髪のミコッテ、マルスは事前の作戦の穴を突いていたのだが、ルガディンの青年と共に「はぁ。」としか。
「ええと、グリュックさん?だっけ。こんな作戦よく付き合うわねえ・・。」と。
「うちの参謀はルーだ。問題ない。この娘は誰も死なない案しか出さない。オレはそれが好きだ。」
「よくやるわ。まあ、乗りかかった船だしね。最後まで面倒みるわ。」
「ありがとにゃん。」
「おう。」

「じゃあ、作戦の通りか。ルーはいつもすごいね。」LSのリーダー。ベル。

「これからににゃ。」

「みんな、やるぜ。」ベルの合図で各自の行動に移る。

「すごいねー・・・。」とは、ファーネ。こげ茶色の髪をかきながら。


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まゆりさんお帰りなさい!
この時期流行のインフルエンザにかかったのかと思っていたので
(自分は流行に乗っておきました・・・ぇ)
心配していました。
これからもすばらしい作品を書き続けてください、応援しています。
Marth Lowell (Durandal) 2013年01月27日 09:01

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俺はしばらく見かけなかったものだから、
心配していたけど、無事でよかった。
Sanshi Katsula (Hyperion) 2013年01月27日 09:32

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>マルスさん、ただいま。
インフルにはかかっていません、乗り遅れちゃったかな?w
ご心配おかけしました。PCのトラブルでここまでかかるとは・・。
拙い作品にここまでお付き合い頂き、感謝感激です。ありがとうございます。
またまた調子に乗って続けていきますのでお楽しみをw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年01月28日 21:54

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>三枝師匠。ただいまーw
インフルごときには負けませんwありがとw
手洗いだけはしっかりとネ。それとマスクって意味ないのぜーw(自分がインフルだと必須w)
でわ!
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年01月28日 22:09

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