448書き物。それからの後。4

「んー。ここのお茶は何時飲んでも最高ね。」
ステンドグラスがなんともいえない朝日を演出する。
黒髪のミコッテの女性は大きく伸びをしながら、尻尾も十分伸ばす。
「ありがとうございます。」
さっきの独り言を聞きつけたエレゼンの少女が微笑みながら。
「マルス様はリムサ・ロミンサ出身でしたっけ?」
「ええ、そうよ。」微笑み返す。
「いいですね。行ってみたいんですけど。」
顎に指をあて、思案する少女。
「カナーリはグリダニアしか見たことないのかな?」
「はい。そうなんですよ・・あ。」

バタバタ。
「ベルはまだにゃ???」
銀髪のミコッテ。
「はい。そうですね、まだお見えではないです。なにかその?」
こういったドタバタは冒険者ではよくある。銀髪のミコッテ、ル・シュペヒトこと、ルーが急いでいるのは解るが・・。
「よくある話にゃん。」とルーは軽く。
「ほほう。わたしにも出番、あるかな?」と黒髪のミコッテ。
「を!」と「巻き込んじゃうにゃ。でも、いいのかにゃ?」内容のわりには軽く言い放ち。
「ええ。」と軽く返すミコッテの女性。
ローブに身を包み、特徴的な化粧を施したいでたちは魔道士だろうか。
さらに。
「え?ルー?その人は?」ふわふわした金髪の少女。
「えーと・・。」そういえば、とぶつぶつ・・。
「マルス・ローウェル、です。今は・・白魔道士ですが。割となんでもできますよ?」
「ああ、さらにおーけーです!」と、いきなりくだけた感のある金髪の少女。
「あ、しまったにゃあ!あたしは、ル・シュペヒト。自己紹介が遅れたにゃ、ゴメンにゃ!」
あああ。しまった私もだ・・。「あ、私はマルグリット、マリーでいいから、急にごめんなさい。」
かしこまるが、「マリー、こういうときは勢いでオッケーなのにゃ。急ぎの仕事はこういうものにゃ。」
「ですよね。」落ち着いた、しかし空気を察し。
「状況は?」と聞いてきて。
「メンバー待ち。にゃ。でも一度作戦を練る、かにゃ。」
「だめ。動きながらしたほうがいいわ。」冷静な彼女。
「ふむ・・。ベルはもうすぐ来るんだよね?それなら・・ファーネさん?」
男性を呼び。
「ちょっとばっかりハデになるかも?」と。
「見る分には楽しそうだけどね・・。」まあ、覚悟を決めるか。ぶつぶついいながら。
「ルー、マルスさんとちょっと打ち合わせしてくれるかな?」思い切って。
「いいですよ。こういう飛び込みの仕事は好きですから。」
黒髪のミコッテは快く。
「マリー、あなた時々というか、吹っ飛ぶくらいのクソ度胸を持ってるにゃ。」呆れ顔。
「ははは、兄にもよく言われる。じゃあ、ファーネさん。ちょっとばっかりお待ちを。」

バン!

「ルー、マリー!、なにがなんだって?」
黒髪の青年。
「いらっしゃいませ。今朝から急なお客様ばかり。」エレゼンの少女がぼやきつつ。
「それは仕方ないだろう?冒険者御用達のカフェだからね。」とミューヌ。

「今。」「うん。」「二人でサクッと考えた作戦で、この厄介ごとを逃れようと。」「にゃ。」
「ええと?」
「あ、ちょっと前に戦列に参加いただいた魔道士、マルスさんにゃ。
そして、このLsのリーダー、らぶらぶシュナーベルこと、ベルにゃ。」と銀髪の少女は黒髪の青年に応える。
「あーと。どうもよろしくです・・。」
おざなりな挨拶にどうも納得が行かないようで、ベルはしばらく自己問答に・・。

「さて。」「にゃ。」
「まずは・・。」「マリー、囮役。それとグリュックが死に役にゃ。」
「へ?」
「ファーネさん?よろしくにゃ?」
「ええ。でも・・・。」
「よろしくにゃ?」
「はい・・。」
「ミッションスタート!」「にゃ!」

「おい、俺はまた流されるのか・・。」と言いながら親指を上げて。「しくじるなよ。」といつもの台詞。ベルの合図で始まる。


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何時も通り、駅に向かうバスの中でまゆりさんの日記をチェックしt
「ぶw(うわw、出てる、すごい不意打ちだw。てか、仕事早!)」
とまぁ、バスの中で笑ってしまいましたw
まゆりさんからのレスが2013年01月10日 01:17でこの日記の投稿日が
2013年01月10日 04:58レスから4時間掛からずのスピード入稿ですねw
Marth Lowell (Durandal) 2013年01月10日 15:02

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>マルスさん。おひさですw
なんとかふっかつw
マルスさん登場は前から狙っていたので、ちょいとw
ではw(`・ω・´)ノシ
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年01月27日 01:10

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