329書き物。金髪の少女は・・。

「むー・・・。」
困った。
どうしようかと、考えたのは・・・。

グリダニアのカフェ、カーライン。
その二階の宿から降りてきて、カウンターに友達の部屋のカギを預ける。

ふわふわする金髪をカチューシャで押さえた少女、マルグリットは。
どうするのがベストか悩んでいた。

「リーブ、って言っても・・・私一人でも大丈夫というか、そもそもどれを選んだらいいのか・・。」
とモジモジとギルドカウンターを見ている。

はぁ。

お兄ちゃん、ドコ行ったんだろう?カチューシャをさわる。
一応の師と仰ぐ老人からはできるだけさわらない様に、つけないように言われていが。

まだ、無理かも・・。

マユちゃんも飛び出すくらいだから、けっこうヤバイとこなのかしら?
てか、連絡取れないって言ってたのに、どうやって見つけたんだろう?

それはさておき。


「カナーリちゃん!なにか適当に朝食おねがい。」
「はぁーい!」
元気なエレゼンの少女。
(よくよく考えれば、あの子達とも同年代なんだよね。彼とかいるのかなあ?)

とりあえずテーブルにつき(カウンターは苦手・・・。)待っていると。

「お嬢さん?ご一緒にいかが?」
と見知らぬ男から。
「え?」
見た目は・・・10くらいは年上だろうか?ヒューランの男性。優しそうな顔だが・・。

「はあい。お待たせしました。ハムと野菜のサンド、コーンスープ、ベリー盛り合わせでーす。」
エレゼンの少女、カナルはトレイからプレートをテーブルに並べていくと。
「あら?お客様。こちらのお席でしたか?」と先の男に、にこやかに言う。
「あ、いや、ちょっと聞きたいことがあっただけだよ。」と。すごすご元に戻っていく。
「マリーさん?ダメですよ。あんなの。相手にすれば、調子に乗りますから。」と小声。
にっこり笑って「ご注文以上でしたね。ありがとうございます!」


「う。」
一瞬でも出会いかと思った自分が怖い。
やーっぱり、対人経験の違い、かなあ・・・
でもまあ、まずは腹ごしらえ・・。


食事も終え、いざ・・・。でもどうしたら?
カナーリちゃんにきこうかしら・・いやいや、あの子は冒険者じゃないし・・。
うーん。

とりあえず、適当にもらってこよう・・。

むう。キャンプ・ナインアイビー。

そこのカードをもらい・・。そういえば、あの黒髪と出会ったのもそこだっけか。
まあ、いってみよう・・。
ええと、移動術式だっけ・・。歩いていくと時間かかりそう・・。

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