311書き物。幻術師の・・。決意。

「そのさ。」

カーラインカフェ。

そこでは二人の幻術士がテーブルで食事をしている。

二人ともに銀髪、ローブを纏っている。
一人は深紅のローブ。

もう一人は対になるように青いローブ。

「何が言いたい?」
赤いローブの術士は、カフェのステンドグラスに映え、同じく銀髪の尻尾もその灯りに映える。

「いや、その。お姉ちゃん。そのさ。贅沢、してもいいんだよ、ね?」
青いローブを着にくそうにした少女は、袖の扱いすらぎこちない。

「しているだろう?」

「そうだけど・・。」

目の前にはシチューが一皿。


「その・・。もう少しお腹が膨れてもいいかもしれないじゃない?」

「気に入らないのなら、食べなくてもいい。」

「あ!違うの!!そうじゃなくって!」

「なら黙って食べろ。」
「はい・・。」


銀髪の少女達の食生活は、当然きびしい・・。

「はいはい。そんなんじゃくたばっちまうぜ。これでも食いな。」
ヒューランの店主、ラッヘン。

ゴクリ。

サ・ヴィントは、喉を鳴らす。

目の前に置かれた、このデカ過ぎるミートパイ。


主人に目をやる。親指を上げてサインをしている。
そのさらに向こうで、同じく親指を上げている少女、ミューヌ。

「ヒャッほう!」とナイフとフォークを高らかに。

しかして、半分以上がすでに切り取られ、姉の皿と腹に移動していた。

「う・・?」
「油断したな?」
「お姉ちゃん・・・・。」
「どうした?」パイを頬張りながら。
「それ、あの、それ、なんていうの、おかしい。」
「ちゃんとお前の分は残してある。」
「そこじゃないし!」




カフェでの一件の後。

「お姉ちゃん。」
寝室にて。
「どうした?」
「わたし、どうなの?」
暗がりの寝室に、言葉だけが届く。
「どう、だと?」
「うん。わたし。術士なのかな?」
「術が使え、なおかつ人のためにその術を使う「気持ち」こそが、術士たる所以だろう。お前は、自分の遊びのためだけに精霊を呼んだ。それは術士ではない。」
「そっか・・・。」
「今のお前はどうなんだ?」
「どうかな。たぶん、まだわからない。」
「気にするな。お前は私より優れた術士になるだろう。ただ、覚悟が足らない。それだけさ。」
「覚悟、か・・。お姉ちゃん。ありがと。」
「今更なにを。」
「おやすみ。」「ああ。おやすみ。」




「なんですって!ザフィーア師!正気ですか!?」
「シ・ヴェテックト。君はいつから私に意見できるようになったのかな?」
「く・・。」
「サ・ヴィントに、アラミゴまでの視察をさせる。この件に関しては、本人からも了解を得ている。重ねて問う。君は私にこれでも意見するのかな?」

「いえ。ただ。この件、なぜ、ヴィントに?それだけはお聞かせください。」
銀髪の耳は跳ね上がり、普段は動くことの無い、とまで言われた尻尾までが跳ね上がっている。

「適任だから、だよ。」ヒューランの男性はそっけない。
「そう・・、ですか。」
「ああ。ただ、さすがに年端も行かない少女に一人で、とはいわんよ。鬼哭隊から二人、護衛を要請してある。問題はないだろう。」

「はい。」
「そう。それとは別に君には案件がある。」



「キャンプの護衛だと・・・。私とヴィントを放しておきたいだけじゃないか。」
目の前の獣人に、最大級の魔法を撃ちつづける。

「こんなっ! ヴィント。死ぬなよ!」


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相変わらず書き捲くってますねえ。
もしかしてゲームしてないとか?
Sanshi Katsula (Hyperion) 2012年09月10日 06:50

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>三枝師匠、いらっしゃいw実はw
黒のスリプガクエにw
2回ミスって、LSの方に助けてもらいましたw
これでセクシー装備が取れる(かもしれない)ぜ!
くらいには、ゲームしてますw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年09月10日 08:20

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ヘー
Eraru Control (Hyperion) 2012年09月10日 12:44

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>えらっち、おいでやすw
えらっちが落ちる前、実はクリムゾンパークから走り出しておりましたw前日、まつぼっくりでヌッ殺されたんだけど、今回は狼に食い殺され・・。
その話をしたら、お手伝いに来ていただきました。
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年09月10日 13:03

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お姉ちゃんかわいいですねw
Jonathan Jones (Masamune) 2012年09月11日 00:54

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>ジョジョさん、いらっしゃいw
お姉ちゃん、けっこう冷静だけど、必死なところは隠していますw
ZERO編だと、また厳しい顔が・・。
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年09月11日 01:55

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