299書き物。少年と少女の始点。6

「ありがとうございました・・。」

リムサ・ロミンサのエーテライト。
その一角で、金髪の少年を抱えていた少女。
蘇生の術式を受け、息を吹き返した少年をそのまま抱きかかえる。

ララフェルの少女達は、どこかに移動術式で行ってしまったが、そのまま頭を下げている。

「あ・・。」少年が声をだす。

「黙ってろヨ、このクソガキ。」
涙声だが。

「以外とかわいいんだね。」

「!」 膝枕から石畳へと、頭を叩き落す。

「あいたたたたた・・・。死ぬかと思ったよ・・。」
「よく言う。」

石畳の上。

「お礼にデザートの一つくらいはどうかな?」
「僕にはカルヴァランが居てね。彼の承諾があれば、ネ。」
「口説いたつもりはなかったんだけどな。」
「口説かれたつもりも無かったンだけど。と、いうわけでデザートは予約だ。」
「いいよ。」





カフェには数人。
主人であるところのミューヌ。
明け方まで担当のミコッテの少女、オーア。
入れ替わりで入るカナル。
そして、マユとマリー。
あと、しゃくなげ氏。

「どうかな?」
「どう・・。かな?」

「なるようになるんじゃよ~。」

「あ、私的に!そうだなあ・・。こう、なんていうか!取り合いになるのが萌えるかもなのにゃ!」
「オーア、うるさい・・。」
「カナル、もうちょい恋しようぜー。」と、ミコッテの少女は尻尾を振りながら挑発を。
「この前、冒険者に押し倒されて、左右すらわからなかったクセに。」
「あ!あれはちがうのにゃー!」
「ふん。」
金髪のエレゼンの少女はにべもない。
「まあまあ。」とミューヌ。物腰柔らかい彼女は、「僕は・・」と、男性めいた台詞でカフェの人気を博しているのだが・・。
彼が出来て以来、その一本らしい。

「あ・・。お兄ちゃんから・・。」
パールをつけたネックレスを握り締める。
「うん・・。え・・。大丈夫なの!?うん。わかった。」

「マリー?」

「あ、ごめん。マユちゃん。ええとね・・・・・。」


「ええええええええ!?大事件ですだよっというか、なんであの女が?」

「依頼人?」
「うう。ちゃんと話し聞きたい。」
「さあ・・詳しくはいえない、みたいよ?国家間の話しみたいで・・。」
「にゃんですとー!」
「私はほら、兄妹だし・・。今の会話すら、ホントはダメなんだから・・。」
「うー。」
「マユちゃんは、ほら。あれだよ。お母さんがアレじゃない。そっちから・・。とか?」
「聞いてみる・・・。」


----------コメント----------

弟子が大変な目に遭っているのに知らないとはいえ呑気なワシのセリフじゃよ~w
しかも心なしかスルーされているんじゃろか~?w
Syakunage Ise (Hyperion) 2012年09月02日 08:56

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>しゃくなげさん、いらっしゃいw
あの弟子は放置してても多分生き残るハズw
スルーというよりは・・・w
オブジェと化していますw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年09月03日 02:18

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オブジェ・・・。
あ~あれじゃな~w
角の生えた頭から首までしかなくて壁にかかっているやつじゃな~w
Syakunage Ise (Hyperion) 2012年09月07日 15:41

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>しゃくなげさん、きっとそうw
ちなみに、昨日見かけたので目の前でいろいろしたのに、スルーでしたw
カボチャとパンツw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年09月08日 00:53

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24時すぎると高確率で寝オチ中なんじゃよ~w
たぶんなんじゃがその時間帯ではなかったんじゃろか~?w
Syakunage Ise (Hyperion) 2012年09月08日 18:36

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>しゃくなげさん、ねおちっくすw
あたしも大抵寝オチしてますので、ご安心をw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年09月09日 05:17

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