287書き物。少女の自負、というか・・。

私は・・。
うーん、なにかな?

ふわふわの金髪、蒼い眼。

見た目的には、十分かわいい少女。

鏡を見て。
うん。私はおそらく普通でしょ。もうちょっとプラスしてもいいのかな?

同年代の友達というか、そもそもキャンプ・リトルアラミゴには人自体が少なかった。
難民として、逃げ込んできたのだがその辺は・・。


グリダニアのカフェ。
このカフェの宿に身を置いているのだが、年の近い少女達とも知り合う機会も増え、自身の身なりや、容姿も気になるように。
「遅いよ!」とは、カフェの給仕の赤毛の子。イーリス。

ううん・・ピンと来ないんだけど・・。

それはそうと、兄はどういった女性が好みなのかなあ?
目の前の少女、少し青いグレイの髪を短めにまとめた子。
口元にホクロがあって、少し垂れ目かな?全体的に柔らかい感じだけど。
お似合いじゃないかなあ・・?

「あ、そういえば兄さんは、マユちゃんの事どう思う?」

「え?」チーズをフォークごと取り落とす兄。
あら?これは脈アリかも?

「うぇええええ!」
少女が取り乱すのが少しおかしい。案外意識してたのかな?

カチューシャを押さえ、少し考える。
うん、イケるんじゃないかしら?

あ。

私も誰かいないかなあ・・。

うーん。今度給仕の子に相談してみよう。



後日。

「あのね、マリーさん?」
「うん。」
イーリスは真剣だ。
「もう、ホント、これは戦いよ!?」
「そ・・そうなんです?」
「そうなのにゃー!!!」乱入するミコッテの少女オーア。
「オーアは黙っとけ。」
「なんでなのにゃー!」
ミコッテ訛り満開ということは、かなり感情が昂ぶっている・・というのは最近分かったのだけど。と、いうことは・・。

「うん、みんなでイイ男見つけよう!」
「おおー!」
「にゃー!」

同盟結成。

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