283書き物。グリダニアでのカフェの事情。

森林に囲まれたカフェ。
グリダニア一のその建物は、冒険者ギルドその他がありながら、「カーライン」が通り名。
カフェにしては大きなドーム型の天井にステンドグラスが嵌っている。陽が昇っていれば、さぞかし綺麗だったろう。
しかし、今は夜。
だが、月光に映えるグラスは、優美ともいえる。


そのカウンターには3人の女性が(一人は少女)居て、何かとざわざわしていたのだが。
ソレを横目に、一人の少年と、二人の少女が奥のテーブルでヒソヒソと会話をしていた。

「ね、ウルラ君?」
「どうした?」
「あの、フネラーレさんだっけ?実際のところどうなの?」
「ありゃ、普通に手合わせしたら死ねるくらいのレベルだな。」

ブルーグレイの髪を肩あたりで切りそろえた少女、マユ。
彼女は実際に手合わせしていない。
応えたのは、クセっ毛の金髪の少年。ウルラ。

「う、お兄ちゃん・・・。」涙目の少女。ふわふわした金髪に赤いカチューシャ。
双子の妹、マルグリット。
普段は「兄さん」と呼ぶが、二人だけの時は「お兄ちゃん」となる。
今はマユが居ながら、そう呼ぶということはよほどの事なのだろう。
彼女自身、それなりの剣術の使い手ではあるのだが。

そこに。

「あ・あのー。にゃ。なにか。ごちゅうもん、にゃ。ありますかにゃ?」

かなり怪しい言葉使いのミコッテの少女が来る。
普段の彼女からは考えられない台詞でもある。
まず、ミコッテ訛りの「にゃ」とか、まず聞いたことが無いマユ。
短い黒髪のクセっ毛、愛嬌のある顔立ちが完全に凍りついている。
しかしながらの、この営業努力。賞賛に値するかもしれない。

「そうね、とりあえず、何か甘いもの二つと・・ウルラ君は?」
「おれは・・ワインとチーズ。」
「あ、私オレンジジュース追加。」
「それなら、あたしもワインもらおう。」
「りょうかいしましたにゃ。」
カウンターに伝票を届けに行くミコッテの尻尾は硬直したまま動かない。
(がんばれ、オーア。)マユは少しだけ応援してみた。

月が少しばかり動いて、グラスの色合いが変わった頃、カウンターの3人は移動術式で消えていった。

「はあぁぁぁぁぁ・・・・。」とカウンターから女主人のため息が。

同じく、給仕の二人の少女も何か糸が切れたように。

「なんなんだ?あれは?」と訝しげな少年ウルラ。
「あー。あのね。あたしの母さんがまあ、有名なのは知ってるとおもうけど・・・。
スウェシーナさんも、この街では超有名人でね。しかも、あの黒髪の人。
神勇隊っていう、グリダニアでのアタックチーム所属で、
しかも・・でしょ?その3人がカウンターで揉めたら、大変だし。収める手段も多分無いから・・。」
「君の母さんが勝ったんだから、言うコトくらい聞かせられるだろ?」
「だといいけど・・。一番暴走するのが母さんだから・・。」とうなだれる少女。
「兄さん、尻に敷かれないようにね。」
「はぁ?」
妹のツッコミに意味が分からない兄。
マルグリット、ことマリーは敢えて視線を隣の少女マユに向ける。
「・・・。」返事は無いが、意識してしまったらしい。

「おまたせしましたー!」と元気な声のオーア。
夜食の登場で少し場が和む。

「あのさ。」切り出す少年。
「ん?ぐ。どうし・たの?」パイを頬張る少女二人。
「いや・・。この時間そんなの食って太らないのか?」
「レディに・んぐ。聞く質問・じゃないわね!」
「そう・・よ。兄さんっぐ。あのキャンプじゃこんな美味しいの無かったんだもの。」
二人、飲み込みながら猛烈に抗議する。
「まあ・・・いいけどな・・・。」
少年はワインをちびりとやり、チーズをつまむ。

夜は更けていく。


「あ、そういえば兄さんは、マユちゃんの事どう思う?」
「は?」兄はチーズを取り落とし、
「うぇえええ!」少女は硬直。


夜は更けていくのだ。


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へい!まゆ姉!お久し!1年近く課金せずに放置してたら名前は残ってたけどキャラ消えてたよぅ!新キャラでいくしか。。。
まとまった時間取れないから、まだまだログインはできそうもないけど、あたしは元気です(#^.^#)
そうそう!もうすぐお誕生日おめでとう!これが言いたかったので、課金してコメントってみたwHAHAHAw感動して泣くなお!
じゃあまたそのうちにね!のし
Yui Miracle (Hyperion) 2012年08月20日 15:03

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>ゆいたーん!超おひさだよー(・ω・)
うんうん、元気でなにより。あたしはこの夏はハードすぎて死に掛けてました・・。_/乙(ン、)ノ
それに・・・(´;ω;`)ブワッ 
ありがとう!って、ゆいたんも誕生日がお隣ジャマイカwおめでとうw
じゃあ、またね。待ってるじぇw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年08月20日 23:47

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