224書き物。ミッション・リトルアラミゴ6

陽もすでにおち、ヒカリゴケのようなものがぼんやりとした光りを・・。
そんなリトルアラミゴの集落の中。


大きな切り立った岩山の洞窟に作られたコミュニティは、静かに夜を迎える。

「こっち。」と金髪をカチューシャでまとめた少女は、ミコッテの少女とヒューランの少女を案内する。
「ここからは、男の人は入れないから。水浴びでも、寝るのでも好きにして。」
「え?」「まゆちゃん、どうする?」
「なんなら、私と3人で水浴びする?ここの泉は少し温かいんだ。気持ちいいよ。その代わり、飲めないんだけどね。」
「おおう!」「それはちょっといいアイデアなのにゃ!」「じゃあ、決まりだね。」
「シャンちゃん、砂まみれだったもんね。」「まゆちゃんなんて、血まみれだったんだからにゃ!」
「はは、かなりハードだったみたいね。そんな中、書簡を届けてくれたんだ。歓待しない理由がないでしょ?」
ニヤリと、金髪の少女。

「そういえば、シャンちゃん「ネルケ君かっこいー!」とか叫び声聞こえてたよw」
「その前の台詞が聞かれていなかったのがせめてもの・・。」
「へーえ。」
「ああああ、だめにゃああ。おもいだしたにゃああ!」
「楽しそうねえ。」と金髪の少女マリー
「いや、死にかけたにゃ。」「同じく。」「まゆちゃんはマジ死にかけにゃ。」「そんなヒドかったの?」
「あたい、泣きっぱなしでよくわからなかったにゃ。そのくらいにゃ。」
「うーん、眠たかったくらいかなあ・・・。」
「それは死にかけだろ!」「死にかけにゃ!」
「まあ、いいじゃない。今生きてるんだし。それにここの湯浴み、最高だね!」
「まあね。」
この後、女子だけの話が進んでいく。


「あなた方の寝場所はこちらです。」金髪の少年ウルラは岩場の一角、苔が生えている場所を指差す。
「えー、ここ?」苔が生えているだけあって、ジメジメしているが・・。
「はい。多少湿気ていますが、そのぶん岩のゴツゴツした感じは少ないと思いますよ。」
「そうだな。ネルケ君は野宿の経験が少ないようだね。ありがとう。ウルラ君。」
「いえ。それと水浴びなどされたい場合は申し出てください。水は貴重ですので。」
「あ、わかりました。」「心得ているよ。」
「もし、時間があればこの後お話など聞かせていただいてよろしいですか?」ウルラ。
「どういうものかな?」アルフレート。
「我々は、アラミゴと、このエリアしかよく知らない。他国の情報があれば、それは役に立つだろうと考えています。」
「そうか。我々は明日グリダニアに発つ。もしよければ一緒に来るか?」
「え!アルフレートさん、それっていいんですか?」
「冒険者なら誰でも歓迎されるだろうさ。」「反則ですね・・。」
「行けるなら行ってみたい。出来れば妹は連れて行きたくないんだけどな。」
「むりじゃないの・・?」と、ネルケ。
「だろうな。明日、正式に申請してみるよ。そのときはよろしく頼む。」
頭を下げ、金髪の少年はさがっていく。

「アルフレートさん、いいんですか?」
「帝国のリアルな情報が得られる可能性もある。まず、冒険者を紹介するにあたって、グリダニアには得は合っても損は無い。」
「そういうものなんですか?」
「そうだな。」
「まあ、寝ろ。女子の浴場を覗きに行きたいなら止めはしないが。」
きゃあきゃあと声が聞こえてくる。
「え!?いや!ありえないですって!」
「なら、早く寝ろ。明日はまた面倒になりかねん。」
「はい。(今日みたいなのにはなりたくない。)」



「マリーは好きな人いるのー?」
「探し中・・・」
「マユこそいるの?」
「探し中・・・・・。」
「おもしろいにゃ。」
「ネルケがいるじゃない。」
「ココだけの話、まだ本気じゃないにゃ。」
「えー!」

少女達の会話は止まらない。

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