214書き物。少女の一日のさらに続きの続き。

買い物から、真っ直ぐ宿を目指す少女。

ブルーグレイの髪を揺らし、買ったばかりの服やその他を大きな袋に詰めて。

「ふんふ~ん♪」
ここグリダニアは、木々に囲まれているせいで陽が出ている時間が短い。
そろそろ暗がりも出てきた。
しかし鼻歌まで歌いながらの少女は気にした様子もない。

カフェにたどり着く。
「たっだいまー。」と元気よく。するとエレゼンの少女とミコッテが「おっかえりー。」と合唱する。
カフェはまだ少し混み合う時間ではなさそうで、二人はカウンターで少しおしゃべりをしてたようだ。
「どこに行ってたんですか?」
「かなー?」二人の問いに。
「へへへ、ちょっと服を買いに。」とにんまり。
「えー、いいなあ。わたしなんてここしばらく買ってないし。」
「カナルは貯金しすぎじゃないのー?」
「オーアは使いすぎ。」
あははと笑い声が起こる
「どんな服ですか?」「うんうん、着て来て。」
「はあい。」
宿のほうに向かう。


程なくして少女が着替えてくる。
白いハーフローブにベージュのヒザ上まであるブーツ、
羽根のついた同じく白いベレー帽、脚は素足だがそれがかえって健康的だ。

「おお!」「おー!」
「「かわいい!」」二人揃って声を上げる。
「えへへw」と照れ笑い。実は下着も新調したのだが、それはさすがにお披露目出来ない。
個人的には少しローブの丈が短くて恥ずかしいのだが。
かがむと見えてしまうかもしれないと、少し心配。
「では、もういっかい散歩にいってきまーす。」
「いってらっしゃーい。」「きをつけてね。」



夕暮れまではもう少し時間がありそうだ。


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Absolute Aria ってとこかな?w
Sanshi Katsula (Hyperion) 2012年05月26日 14:22

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>サンキさん、いらはいw
ふふふw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年05月27日 07:13

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