186書き物。ある日常の一コマ。あるいはミコッテ達の都合。

「隊長。」

ここは鬼哭隊本部。
グリダニアの誇る自警団。
その一室に。

オレンジ色の髪の少女は隊長と面会を。
「どうしたんだね?」
ミコッテの少女はいつもどうりの態度ではなく、珍しく殊勝な態度だ。
「実は・・。双蛇党にはいりたいのにゃ。」
「なんだ、君もかね?」
「はいにゃ・・。」
「隊員が減るのは困ったものだが、グリダニアのためになるのなら、止める事はできんな。」
少女の顔が華やぐ。
「ありがとうございますにゃ!」
「礼は私に言うべきではないだろう。祖国グリダニアに言うべきだ。」
「はいにゃあ!」


さて、ネルケ君は何してるかにゃ?





「ミンフィリアさん。」
暗い一室。
「どうしたのティアラ。」
答えたのは薄着で髪を桃色に染めた女性。
「実は、例の娘なんですが、グランドカンパニーに所属するようです。」
「どこの?」
「グリダニア、です。」
青いローブのミコッテは、苦い表情だが。
「リムサ・ロミンサじゃないだけマシ、か。」薄着の女性。
「どうしてウルダハじゃないんですかね?」ミコッテはさらに苦い表情。
「魔女の生まれだからでしょ?」
「グリダニアでしたっけ?」
「さあ?アラミゴ、って話もあるんだけど・・。」
「そうなんですか?」
「まあ、どこでもいいわ。とりあえず、あなたもグランドカンパニーに入って様子を見てきて頂戴。
たしか全部のカンパニーに仮入隊できるはずよ。」
「わかりました。」ミコッテは一礼をして退室する。
「魔女・・、ね。」薄着の女性は顎に手をあて、思い耽る。



(を!ネルケ君みつけたにゃ!)
夜になりかけのグリダニア。森の加護と精霊に守られた街。
しかしながら、露店くらいはやっている。

(むむ、女の子と露店とは・・・。やるにゃあ。む?あの娘は・・。)
「おー!ネルケ君。なにしてるにゃ?」
「あ!先輩!」動揺してるのにゃ・・w
「だれ?」とブルーグレイの髪の少女。振り向いた瞬間に思い出す。
(あ・・。この娘、前に修練で一方的にやられちゃった娘だにゃ・・。)
少し凹むが名乗らないわけにもいかない。後輩の前でもある。
「誰かと問われればにゃ、あたいはシャン・ズィッテヒ。この子の先輩にゃあ。」
頭二つ分は背の高い後輩の頭をなんとか掴もうとするが上手くいかない。
先輩の威厳とは難しいものだ。
傍らの少女はなにか不思議なものを見るような視線を向けている。さすがにコレはまずいのかも・・・。
「あ、そうですか。あたしはマユです。マユ・ガッビ・・マユ・ヴィルトカッツエ。」
(ん?家名をまちがえたにゃ?・・?かにゃ?そしてグリダニアの家名にゃ。)
「マユちゃんの家名、初めて聞いたかも。」茶色の髪の少年。
(おお、後輩よ。女の子誘ってそれはないにゃ。)
「グリダニアの家名なのにゃ?」
(フォローできたかにゃあ?)
「あ、母方の家名なの。」と少女。
「で、先輩。どうしたんです?」
(心配だから・・。とは言い出しにくいにゃ。)
「君たちがいつ行くか気になって見に来たのにゃ。」笑顔を作る。
「え?知ってるんです?ネルケの先輩ってコトは鬼哭隊の方ですよね?」少女は訝しげだが。
「そうだったにゃ。」先ほど除隊したが。
「でも今は双蛇党の同志にゃ。」最大の笑顔で後輩を見る。
「え?」少女は驚きの表情で応える。
「聞いてなかったにゃ?増員するってあたいなのにゃ。」
少女と後輩はお互いにキョトンとした表情で見つめ合っている。
(お邪魔しちゃったかにゃ?)



エーテライトに着くとすぐに行動に。
(さて、今回の名前は・・、)
まずは受付に。
「貴君の名前は?」問われた瞬間、つい。
「トリコロールです。」
「了解した。まずは本部で登録してくれたまえ。」
(まあ、いいか。魔女の娘だ。この名前に反応するかどうかで価値もわかる。)

さて、どの辺にいるか・・。夜の街を歩く。

居た。わかりやすいな、あの親子は。
会話の流れに合わせて、声をかける。
「私もその一人です。トリコロール、といいます。」
(感づかれたか?さすが・・。か。名前ではなくボクの空気か・・。)


部屋に帰ったシャンは・・。
「うー。。。」
と枕に顔を埋めて、少々悶えた後。眠りに・・・。
「あの娘、あたいのこと覚えてない、仮面つけてたからしょうがないにゃああ。」


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今でも忘れない・・・仮入隊であっちこっち行かされた苦い思い出を;;
Bob Dalus (Hyperion) 2012年04月20日 03:14

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>ぼびー、いらはいw
ジョブ取りでもアニマ使いまくりw
基本、装備の色で選んでるよねwカンパニーはw
Mayuri Rossana (Hyperion)

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