158書き物。少しホラー。4

ひゅるるるるるる・・・。

戦輪が魔物を撃つ。

さて。

そろそろ、魔物の羽根もそろいそうだけど。

コレどうやって終わらせようかしら!

目の前には、ボトボトと落ちた眼ン玉。ていうか、眼ダマ付きの羽?羽つき眼ダマ?

まあ、どうでもいいけど、きりが無い。

精霊の加護で守られているとはいえ、負傷もひどい。
さらには、加護を受けるための魔力も底をついてる、気がする。


後は気合だけか。

格闘の気合術、内丹でとりあえずの体力は戻った、とおもうけど。また練らなければ。

「やりがいあるわー!」自身を奮い立たせる。

でもまあ、そろそろ潮時か。

静かにしていると連中はかまってこない(学習)ので、このまま羽根だけもらってデジョンしよう・・。

と、羽根をひっぱがしていると。

後ろから。


一撃。



「・・あ・?」
振り向くまもなく、意識が落ちる。
(あれ・・。?・・。)


「ねー、レティ。」
「なによ?」
栗色の髪の女性と、グレイの髪の女性。

「マユちゃん、腕落ちたんじゃない?」
「アンタが不意打ちかますからでしょ?」
「あのくらい、あなただったらかわすし。」
「一緒にしないでくれる?」
二人そろって、助けに来たのか襲いに来たのか。
「でもまあ、あんだけやっつけたら十分じゃない?」
「まあ、そんくらいやらないとね。疲れ果てた格下の娘に背後から不意打ちで勝ったとか、思わないでよね?」
「な、そんなつもりは!」
「じゃあ、とりあえずココで勝負する?レイズナシで。ココが家になるかもしれないけど。」
「イヤだー!」



気がつくと。
あれ?

気がつくと、ギルドの手前に。
「大丈夫ですか?」とエレゼンの女性。エレノアさん。
「あ。」と一瞬、なにがなにやら。
「あの、先ほど貴女が羽根を集めてきた、と。二人の女性がお越しになって。疲れたようなので、とりあえず運んできた。って。」
「あう。」
「いえ。その。そんなになるまで。ありがとうございます。これは・・その。」
「あ、あ?いえいえ!とんでもない!」
少しばかりの気持ちと、報酬と。


母さん、二つ名に、天魔の魔女(ウィッチケイオス)だけじゃなく、迷惑来訪者(ナイトノッカー)も付け足しておこう・・。

あたしまで、魔女の後継者(サクセサー・オブ・ウィッチケイオス)なんて呼ばれ出してるし・・。


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無限リポップからの解放が不意打ちって新しい。(苦笑)
なんだかんだで心配してるんですねw
Alto Springday (Sargatanas) 2012年02月12日 18:19

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>アルトさん、いらっしゃい♪
なんていうか、とりあえずやっちゃった的なw
たぶん、「もういいか」が「ゴス!」って音になったかもw
二人は多分パールで監視してるんじゃないかなあw最近は特にw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年02月12日 23:41

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