138書き物。カフェ編。2

緊張が訪れる。

和やかだった空気が一瞬にして変わる。つまりはそういった空気をもたらす存在。


「アルトさん!」
が、緊張したのは二人だけ。

カーラインカフェ。グリダニアの冒険者ギルドも兼ねるカフェ。
そして、ここで給仕として働いている二人(もう一人居るが今はいない)

エレゼンの少女、カナーリエンフォーゲルは振り返ると、ちょっと固まってしまう。
まさに会話の主役が登場したのだ。会話を続けることは本人を前にしては不可能だ。

そこに。

「カナル!アルトさん来たっ!」と、黒い短めのクセっ毛のミコッテの少女。
よく言えば天真爛漫、悪くいえば天然系。
「空気よめ。オーア。」と小声でツッコミを入れる。
ここにイーリスなんかが居た日にはとんでもない会話に発展しかねない。
カナル、こと、カナーリエンフォーゲルはささやかな幸運をかみしめる。

「どうしたんですか?」とは主人のミューヌ。普段は男言葉を使うのだが、親しいヒトには素がでる、とは本人談。
今は素が出ている。つまりは・・。

「いえ、その。」はにかみながら応えるエレゼンの青年。
(言え、言ってしまえー!)と小声でいうミコッテの少女。
ゴスっと後頭部を殴るエレゼンの少女。

「実はそ・・」話の最中に卒倒したミコッテの少女に気を取られて、言葉が止まる。

「いえ、気にしないでください。この子たまに倒れるんです。」とカナル。
「ああ、お大事に。」と青年。
(このタイミングでイーリスが着たらどうしよう?・・・)

「で?その・・・。」とミューヌ。少し浮ついた表情。

「ああ、その、なんといいますか。飛空挺ってこの前一般でも使えるようになったじゃないですか。それでチケットを買ったんですが。」
「まあ、すごいじゃないですか!なかなか手に入らないって、聞いてますよ。」
「いや、それがですね。」と。
「友達も先日、乗りに来たんですけどそれは抽選で当たった、って話で。」先日の話をするミューヌ。
「あの。」もどかしげに。と青年。
「はい?」
「2枚買えたので。他に相手もいませんし、よければ都合のいい時にご一緒にいかがですか?」



(きたーーーーーー!!!!コレはニュースだ!こうなった以上、イーリスが居たらもっと盛り上がる・・が?)
(ぷしゅー)
(あ。しまった・・・。オーアが沈んでる。)轟沈させたのは自分だが。


ちなみに、カウンターの中では。
「あ、あ、あ、あああ、のおお。その?あの?」と女主人が完璧に陥落寸前。あと一押しで陥落。

「では、明日のお昼過ぎにいかがですか?こちらに寄らせていただきます。」
(いけいけー!)と声に出さない応援をする少女。

「で、あの。その。わたしでいいんですか?」おどおどするミューヌ。
(何いまごろー!)

「はい、是非とも。」と青年は手を取り。

そっとミューヌの手に口をつける。


(きゃーーーーーー!!!)
「きゃーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

振り返るとイーリスが両手を顔に添えて叫んでいた。








「。。。。。。。。」ミコッテの少女は倒れたまま動かない。


----------コメント----------

うーむ後頭部に空鳴拳・・・・w
イフでも700でるから生身だと4桁越えかなw
Bob Dalus (Hyperion) 2012年01月25日 15:23

----------------------------

>ぼびー、いらはいw
空鳴より、コンカっぽい気がするwww
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年01月25日 23:39

----------------------------

きゃーーーーーーーー!
って、僕も思いました。(笑)
Alto Springday (Sargatanas) 2012年01月28日 09:21

----------------------------

>アルトさん、いらっしゃい♪
きゃーw
れてみたいなあwと思うシチュエーションw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年01月29日 00:14

<<前の話 目次 次の話>>

マユリさんの元ページ