137書き物。カフェ編。

カフェ、とはいうものの。

エレゼンの少女は、その種族的にはかなり小柄な身体を伸ばして。
「あー、今朝は疲れるねー。」と出勤そうそう言い出す。

「カナル、そうグチらない!こう、いいことあるってばっ」とミコッテの少女。
昨夜から徹夜のはずの少女はとても元気だ。

「そうそう、オーアの言うとおり・・・。だといいんだけどねー・・。」
ミコッテの少女と同じく、徹夜組のヒューランの少女。

「イーリス、なげやり・・・。」とはエレゼンの少女。


3人は、グリダニアのカフェに勤める少女達。

グリダニア。森に囲まれ、森と共に在る街。その入り口に近い場所に構える店は。
冒険者ギルドや、その他も共同でやっている。

カーラインカフェ。

大きなステンドグラスや、階下には飛空挺の発着場やサロンまである。
いろいろなギルド、例えば自警団の鬼哭隊や、弓術のギルドもある街中であっても、一番の存在感がある店といってもいい。
もちろん、園芸や技術系のギルドもあるが、もっぱらそういう方々が「お客様」な以上、一番の賑わいをみせる。

エレゼンの少女、カナーリエンフォーゲル、長すぎる名前には複雑だが、気にいらないわけでもない。
友達や同僚からは「カナル」の愛称で呼ばれるのだが・・。なんか男の子っぽく響くので少し気にしている・・。
(カナリアなのに・・。とペットのカナリアに文句を言うこともしばしば。)


ミコッテの少女、というかミコッテの男性はあまり姿を出さない。どうしてか、女性ばかり。
ミュ・アハートは、給仕をしながら理想の男性を探しているのだが・・。
他の二人と比べてかなりテンションが違うらしく、たまに浮いてしまう。
そのせいか、「オーアリール(耳髪)」というあだ名までつけられてしまった。
どうにも、頭のてっぺんが浮いているということ、らしいのだが真相は二人からは語られることはない。
「ま、いっか。」


ヒューランの少女、イーリスは見た目は普通、なのだが。
少しソバカスが残る童顔、見た目は3人で一番幼いだろう。が。性格は一番マセている。
少し長めの赤い髪を後ろで器用にまとめて、実は一番人気がある。






そして。

「んじゃカナル、後よろしく!」とミコッテの少女。
「よろー!カナル。」とヒューランの少女。
「はい!おつかれさま!」とエレゼンの少女。

「おはよーございますっ!」とまずはカウンターの主人に挨拶、つづいてキッチンにも。

「おはよう、カナーリ。」と主人のミューヌ。

さてと・・。周りには朝食にきた常連さんばかりだ。
すでにオーダーも済んで、後は片付けくらいだろうか。しばらくもてあます時間を、主人に振ってみる。
「ねえ、ミューヌさん。昨日、スウェシーナさん達どうしたんですか?」

「ああ、息子さんが抽選で特等を当てたらしくってね。」
「え!それって飛空挺のチケットでしょう!?」
「そうなんだよ、うらやましいかぎりだね。」
「いいですねえ。私なんて、ハンカチでしたよ。」
「それでも5等の「きれいな石」よりはいいだろう?」
「でも4等です。」


このままランチタイムもゆっくり、比較的今日はヒマだったが。
ヘルプでオーアを呼んだ。彼女はおそらく24時間働いても大丈夫かもしれない。

夕暮れまでのアイドルタイムに女主人を交えて3人で会話が弾む。
もう少し日が暮れると、イーリスも来るだろう。
この間、カナルはしっかりめの食事をとり、オーアは紅茶とクッキーをほおばりながら。

「そういえばミューヌさん。例の彼とはどうなってるんですか?」
と平気で爆弾を放り投げるミコッテの少女。

「ちょ、オーア・・。」と続けようとした時に・・。

「あ、ミューヌさん。こんばんは。」
とエレゼンの男性が。


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そういえば、登場人物ってFF14のなのかなー・・・;;
NPCの名前ちっともみないので><;;
Hank Alomar (Hyperion) 2012年01月25日 04:14

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>ハンクさん、いらっしゃい♪
登場人物は居たりいなかったりw
今回のはオリジナルですw公式で居るのは、ミューヌ、スウェシーナ、バデロン、ウルスリ(名前のみ?公式設定とはちがいますがw)
Mayuri Rossana (Hyperion) 2012年01月25日 08:40

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