41とある一日。後編。

夕暮れの宿屋の中。(現在は休業中)の一室に、夕日とカンテラの明かりが満ちる。

部屋の中には、二人の女性が。

一人は、ブルーグレイの短髪を明かりで少しオレンジ色に染めた少女。
もう一人は、見た目は子供のようだが、立派な大人だ。レッドピンクの髪はさらに燃えたような色合いを出している。

「えーっと。このドレス?どうやって着るんですか?」
「えーっと、肌着はナシみたいね、上着は。」
「げっ!マジですか?はずかしー!」
「大丈夫、ジャケットの中に下着も縫いこんであるそうだから。」

白いハーフローブの少女はちょっと及び腰だ。

ぇー! と、少女。
そして、バスケットを取り出して、脱いだ服はココに入れたらいいからー。と女将。
ぅー。

なにやら変な声が聞こえてきたが。

「ま、まずソックスから。・・・」

と言いつつ、袋から色々取り出すと。
「なんぢゃこりゃあああっ!なんで下着まではいってるのおおお!!!しかも、めっちゃちっちゃい!」

「まあまあ、とりあえずスカートはいてからどうするか決めてみたら?」

う・・。

スカートはタイトで、しかも予想以上に短い。サイズはあつらえたようにピッタリなのが妙にコワい。
しかも。

出てるし。普段の下着のすそが常とは言わないけど動こうとすると見えてしまう。

ぐ・・・コレがさっきの下着の理由というわけか・・・。

ま、スカートで見えないから、履き替えてもいいかな。などと考えてしまう。

ちょっとは大人に見られたいのだ。しかし、恥ずかしさもある。
「パンツが見えてルー。はきかえたラー?」
ニヤニヤしながら女将が言ってくるが、そんなのは見えない。

ぐあぁあ!

このとき、完璧に術中にハマっているのだが(そもそも、着替えなければどうというコトもないのに)気がつかない。

こそこそと履き替え、脱いだものを次々とバスケットに入れていく。

次は上だ。

「アッチ向いててください。」
「えー。」
「はやくっ!」と、小さい女将の首をごきゅっ!という音とともに振り向かせて。

いそいそと着替える。
「!!!!!!」
ちょっと、ちょっと!!!

「ねぇ!ちょっとっ!」ヘンな角度に向いている女将の首を掴んで、揺さぶる。
クチからナンかが垂れている女将は白目を向いていたが、なんとか正気に戻ったようだ。

「どヴぉぢだどー?」

「こ、これ。そのサイズがちょっと!」
腰周りや、肩幅、身丈なんかは完璧なのに。

お胸まわりが・・・ぶかぶか・・・。

そこで首をぐりん!とモトに戻した女将が。
「あら?採寸間違えちゃったかしら?おっかしーなー?」

絶対、確信犯だろ?

「あ、マユ。なんか眼がコワいことになってるわよー?」

どす黒いオーラが噴出してるのが自分でもわかる。
「待って待って!首絞めたらしんじゃうしんじゃぶっ!」

はっ!

すると女将は、こんなこともあろうかと。
「じゃーん!」
布の小さな袋を取り出すと。「棉いりの小袋だよー。コレを下にいれてぶぎゃらばっ!」
「さっさとよこせっ!」
「いっこ、5万でいかぐばらちゅあっ!」
幻術師でありながら拳を振るう少女。



後頭部から煙を噴く女将を放置して、着替え終わる。
「うーん、かわいいけど・・・」
少し胸が・・きわどい位置に・・コレ、走ったらちょっと見えたらヤバイとこが出そうだ・・。
あと、歩くときはともかく、かがむとこれまたスカートの中身が見えそうでこわい・・、おっし。もう十分。
モトの服に着替えよーっっと。

ふと。

あれ?

さっきまであったバスケットがない。

へ?ココに・・あった?よね?
「ふはははー!汚れてたから洗濯にだしちゃったわよー!!!!」
・・・ナニこの面倒くさいアッパー振りは。

呪を紡ぐ。呪が言霊に沿って結果を出す。

「げふっ!マユ!マユ!・・・・街中で攻撃、魔法、は、だ、メだと・・う・。」
チョークの魔法が小動物の呼吸を止めていく。

あわてて洗濯に出される前に取り戻そうと廊下に出る。向うに駆け足でバスケットをもっていく人影が。
「まてーーーー!」
と言ってる間に階段をおりてしまった。走る、と同時にがばっと胸をおさえて立ち止まる。あぶなー!!!

く。

可及的速やかに階段を降りていくと。
なにやら人垣?
「おー、あれが新作のドレスかー」「ねーちゃん、もっとじっくり見せてー」「きゃあ、あれって刺激つよいわねーw」「あたしも欲しい~」「お、色っぽいな!」etc~・・・

完全にヤられた。振り向いて戻ろうとしてスカートの丈が気になる。顔が引きつっていくのがわかる。
そろそろと、後ろに下がると、後ろから小動物がタックルかましてきやがった!


しばらく、床につっぷして
「もう、どうにでもして・・」としか言えなかった・・・・。


----------コメント----------

あれ?ソーサラーにクラスが変わってる!?
リムサ酒場のバデロン&ウルスリのコンビも良かったですけど、マユ&モモディのやりとり読めるとウルダハ帰ってきたんだなぁって気がします!
Alto Springday (Sargatanas) 2011年10月23日 13:49

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>アルトさん、いらっしゃい♪
はい、今回は「コーティーが初めて装備として出てきた」頃の話なのでw
メイン編やリムサ編みたいな「3国編」とは時間軸が多少ズレています。
ありがとうございますw
ドライボーンでリーヴをしてた、というのがソーサラーのレベル上げの伏線ですwチョークが使えるレベルを覚えてないのですけど、おそらく15前後だったかとw
ナンパなバデロンと、毒舌ツンデレ助手のウルスリ、けっこうこの先も楽しめそうですw
マユとモモディは。マユ>お世話になってるけど、あまりのイジられ具合に手を出すのをためらわなくなってきましたねw
モモディ>完全におもちゃ扱い、けど仕返しが段々グレードアップしてきていて、スリリングな遊びを楽しんでるようでもw
今後の展開、どーしよーっかなーw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年10月23日 14:10

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くっくくくくくっく首ーーーーーーーーーーッ!!
絶対あれだ貧乳の原因は大胸筋の鍛えすぎだ・・・・。
片手で首捻るとか地上最強パパのレベルですw。
Bob Dalus (Hyperion) 2011年10月24日 00:54

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>ぼびーいらっさいw
火事場のナンタラですwいちおー両手w
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年10月24日 04:07

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