30リムサ編、書き物~行間~

んー。。。

あれ?ここどこ?・・

あたた・・・頭がなんか芯の方から痛みを訴えてくる。

どうやら寝台で寝てるみたい。。。

かけてあるシーツをのけて、起き上がろうとして。



!!!!!!!



何も着ていない。まさしく素っ裸だ。




!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!パニック!!!!!!!!!!!


「あら、起きた?」

女性の声が聞こえてきた。
「悪いけど、装備は脱がしといたわよ。寝苦しそうだったから。」

ソッチを見やると、酒場にいたエレゼンの女性が椅子に腰掛けて優雅にカップを傾けていた。

「な、な、ななん、なにが?なんで、ドコでここは、ええとどうなっちゃってるんですか!?」

「安心して、ここはわたしの家だから。といっても間借りしてる部屋だけど。それと、装備はベッドの脇に置いてあるから。」

鈍い頭痛に顔をしかめながら、まず頭の中の整理をしてみた。
えー、、たしか、依頼を受けて、そのあとカウンターに行って、なんだか飲んで・・お酒?ヤバイ、その後の記憶がまるでない。

シーツで体をくるんで、エレゼンの女性に声をかける。
「あの、ありがとうございます。」

「お礼もいいけど、お名前は?わたしはウルスリ。」

「あ、マユっていいます。」

「そう、とりあえず、向うに水浴び場があるから。それと鍵はココにおいておくわね。戸締りはしっかりと。あと、カウンターに来たら食事を取りなさい。」

「はい、ありがとうございます!」

「見かけによらず、とおもってたら詰め物してたのねw」と言って立ち上がる。

!!!!!??????まさしくコレはピンチだ!

「あ、ああああ、ああああれは。。。そ、その。。。。あああ。」

「サイズのあったものを選ぶのも冒険者の常識でしょ」とくすくすと笑う。

見れば、とてもかなわないサイズを誇る。(いいもん、まだまだ成長するもん)心の中で握りこぶし。

「じゃあ、また後で。」と言って出て行ってしまう。


とりあえず、シーツから抜け出し、水浴び場に・・・。





「マスター、例の子、特に変わったものや危ないものはなさそうでした。」
「ふうん、そりゃそーか。女の子が酒場でつぶれりゃ、どーなるかすらわかってねえお子様だ。気にしすぎたか。」
「どうします?」
「とりあえず、帝国の密偵のセンはハズレだな。・・・世間知らずのお嬢チャンはちょっと使い道もありそうだな・・。」
「マスター、顔が完全に海賊時代にもどってますよ?」
「ま、とにかくだ。簡単なお使いでもって、実力のほどを見極めるか。」
「ご随意に。」



「おはようございます!」

カウンターに向かっていく。顔も体も洗えてちょっとご機嫌なあたし。


「おー、起きたかお嬢チャン。やさしくしてもらえたか?」
「!?」
「マスター、わたしはそんな趣味を持っていません。」

はいいい????

「あのね、マユ、だっけ?」
「はい。」神妙にうなずく。

「あなたね、連れて帰ったのが わたしだったからよかったようなものの、そこらの船乗りやゴロツキに連れて行かれたら、今頃どうなってたかぐらいわかりますよね?」
「!」
「マスターもマスターです。いきなりあんなキツイ酒をださなくっても。」
「いや、ホラあれだ。ウルスリ。まずはラムからだろ?」
「あなたもあなたです。マユ。言われるがままに飲んでいたら、今日みたいな事になりますからね?」
「・・・・はい・・。」しょんぼり。



それでは、とスープとパンを用意してくれた。

「で、だお嬢チャン、日をまたいじまったが、例のエールポートのお使い、よろしく頼むぜ。2泊もしたんだ。そのくらいの労働は、感謝の印だよな?」

「今、時間はいつくらいですか?」外を眺めると明るいのはわかる。

「そうだな、明け方を少しすぎたくらいか。最初のキャンプにつく頃には早めの昼食って感じだな。」

「これは昼食用です。」とパイを布にくるんで渡してくれるウルスリさん。
「別途、料金はいただきますが。」

やっぱり・・


酒場「溺れた海豚亭」を後にして、横手にある通路から階段をひたすら駆け下りる。
なんちゅー長い階段だ・・・

駆け下りたら、桟橋やなにやら、高い切り立った崖の上にいくつもの尖塔が見える。

少し先にあるいていくと、大きな二つの塔がついた大きな橋が見えてくる。
あれが「ゼファー陸門」・・

海をまたいで、向うに丘が見える。

この橋を越えれば、ラノシア本島だ。さて、両手で頬を軽く叩いて。
荷袋を担ぎなおして、橋を駆け抜ける。また冒険だ。




走ったら頭が痛いのは、この後しばらく続いてた・・いたた・・・。


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あっちにコメントありがとうございました!
ちゃんと最初から読んでますよ~w

今日わかった事
マユっちは肉まん標準装備…
Eraru Control (Hyperion) 2011年10月19日 15:13

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あ!
非常食か!!
Eraru Control (Hyperion) 2011年10月19日 15:15

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>エラルさん、いらっしゃい♪
いえいえ~w肉まんなんか入れたらエラいことになっちゃうwパットがあればいいんだけど~wなので布切れ詰めてますw
使い終わった後、果たして食べれるんだろうか?ダメージくらったらブラの中がとんでもないことになってそうw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年10月19日 21:42

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自虐ご苦労様です;;。
ところで夜のシーンは後日スピンオフがあるのでしょうか><。
あと、詰めるんなら事故が有った時にこしあんならダメージ少ないと思うよ
Bob Dalus (Hyperion) 2011年10月20日 03:21

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>ぼびー、いらっさいw
自虐といってもあたしじゃないしw
あと、夜のシーンはヘンな通信魔法具がないかのチェックw脱がした後、装備しなおすのは寝てる人間にはムリだろうから、の言い訳w
つーか、ふかしまんがエオルゼアにあるんかいw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2011年10月20日 03:39

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