632外伝。コロセウム 夜会の後。そしてエキシビジョン前夜。

コロセウムの宿泊施設の一室・・・・

「なあ、ミー。」黒髪の少女は、相棒に。
「なによ、って、あなた、服とは言わないけど、せめてタオルくらい巻きなさいよっ!」
夜会の後、部屋に戻り沐浴を交代で、ということだったのだが。
オレンジから赤に見える髪のエレゼンの少女は、全裸のまま部屋にもどってきた相棒に呆れた顔しかできない。
「ええやんか。誰も見てへんで。」
「わたしが見てる!」
「ほうか、そんな趣味あったんか。」
「違うっ!少しは恥じらいってものを!」
「女同士で風呂くらいはいるやろ。公衆浴場かてあるんやし。そこで恥ずかしがってる方がはずかしいで?」
ああ、もうっ!
「そうじゃなくって!」
「もうええやんけ。乳の大きさ勝負で負けたとかおもってるんか?」形のいい胸を両手で持ち上げるようにして挑発してくる。
「負けてない!」
「ならええやん。」
はぁ・・。明日はエキシビジョン。本戦には出れなかったけれど、本戦で負けてしまったチームから二人づつ補充?という形で参加いただく。
もしかすれば師匠、ユパ様も相手チームに入るかもしれない。ないしは、こちら側に。もちろん、誰が入るかは明日にならないとわからないのだが。
ミーランはそのことで作戦を少しでも、と思っていたのだが。
相棒のあんまりな行動に、そんな考えはぶっ飛んでしまった。
「はぁ・・まったく。」
ため息は尽きない。



違う一室。
「ふウ。」
どピンクの派手な?ドレスからようやっと開放された女性は、しばらくは服を着たくない、と思った。まあ、下着姿ではあるけれど。
「フネラーレ、超人気あったじゃな~い?」茶色のミコッテ、ショコラ。
「お前、殺ス。」
目に殺気が。
「だって、あれ、フネラーレのためにつくったんだよう~?明日はエキシビジョンだけだっていうから、ゆっくりできるっしょ。」
「そウだけどナ!」
人付き合いが苦手な彼女は、先ほどの人にもみくちゃ、というか、完全にお人形扱いで、さらには小柄な彼女を抱き上げたい、とか抜かしだす奴等もいて・・・
恋人にしか許していないのに。
ダガー、ないしはコフィンメイカーがあれば、と何度思ったことか。
普段どおりの格好で行けばそこまでいじられることはなかった、と思い、このミコッテを睨む。
すると。
「明日の夜会用の衣装♪」
ぐあ。
にこにこしたミコッテは、これまた・・とんでもない衣装を取り出し。
「フネラーレ、これ絶対似合うって~。」
「ショコラ?本気で死にたいノ?」
目の前には、背中が完全にオープンに近い、しかもミニのタイトなドレス。これなら今日のドピンクの方がマシだ。
「大丈夫ですよ、フネラーレ。着る際にはワタクシがお手伝いいたします。」
給仕姿のエレゼン、ベッキィは冷静に。
「お前ラ・・・。」
今夜の彼女達のコンビでなかば強引に着せ替えさせられた記憶が蘇る。
「はァ・・」出るのは溜め息ばかり、か。
黒髪の美女はとにかく寝よう、と寝台に向かう・・・


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フネラーレがもはや着せ替え人形にw

でも何を着ても似合いそうですね?。
Akatuki Reo (Durandal) 2013年07月11日 12:44

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来るか?!師弟対決!
そしたら、軽くひねってあげよう( ´ ▽ ` )b

PS 昨日のイベントでは、すれ違いだったみたいですね
またの機会を楽しみにしています。
Yupa Boleaz (Ragnarok) 2013年07月11日 15:14

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>レオさん、そうですねw
インタビューの時も真っ白なフリフリドレスだったりw
彼女の素材、としては恐らくなんでも似合いそうw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年07月11日 23:53

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>ユパ様!そうです!残念でした!
師弟対決、になるか、はたまたトリオになるかは、まだ未定ですけどねw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年07月12日 00:15

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