597外伝。コロセウム 序章

幾多の戦いや。

未曾有の破壊。

そして、再生へと。いや、新たに生まれ出でるものへと。

新生。

その輝きの下、人々は高らかに謳い、彼の地こそが真実であると。

そう、約束された地に至らんとす、それこそが。エオルゼア。









「と、まあ、こんな見出しで掲示板(ポスター)作ってしまいましてね。今回のイベントにつながっちゃうんですよね。」
銀髪のララフェルの横に立つミコッテの女性。ハ・ナンザは、いたくあっけらかん、とした感じで。
甲冑師ギルドの統括役として、ミミドア(銀髪、銀ヒゲのララフェル)とコンビを組んでいる。
舞台は船の上。
とはいえ。
実際にその姿を見たわけでも、何カシラの魔力を使ったものでもなく。
ただ、船室に割り当てられた拡声器からの声が、各々の部屋に響いているだけで。
「あ、申し遅れました。わたしはナルディク&ヴィメリー社、甲冑師工房責任者、ハ・ナンザです。
今回のプランにご参加頂き、真にありがたく思います。今回の件に際しましては、真に申し訳ないのですが、
場所の特定はされたくありませんので、甲板に上がることはお控え願います。
同じ理由で、時間に誤差が生じますが、ご了承を。それでは、快適っぽい船旅をどうぞ。」

船室では・・・・
「んで?マユ。来て良かったの?」
「あ、うん。だって。」横を見る。そこには愛する夫と、その妹のカップルも。
孫娘をあやしつつ、魔女は「ふふん?」と。
「母さんには言われたくない・・・・。」
「あら?あたしはまだまだ現役ですよーだ。それにマユ、ね?」
「あう。うん。参加は無理だよね。」お腹に触れる。
「マリーは?」とウルラ。
「ごめん、お兄ちゃん・・。さすがにこのメンツでわたしが入る余地が無い・・。」
「だよな。ウルラ君・・兄さん?かな。まあ、そういう事で。」
「もう妹の婿気取りか。まあ、いいが。」
「お兄ちゃん!」
「どうした?」
「あ、えと。そおの・・。」頬が赤い。
兄妹関係は少し微妙だ。


「えらっちー。」「どうした、まなん。」「まなまな、お腹すいた。」
「えらっちー。」「で?お腹すいたって、ごばくちゃんが。」「お腹がすいた。」
「えらっちー。」「倒れそう。」「たおれとけ、まなん。」「お腹・・。」
カオスは続く。

「ンで?どういう根拠デ、こうなってル?」
「さて・・。おれの意見は聞いてもらえないでしょう?」
「キーさん、どうして此処にいるのか?だよね。」
「それは、ワタクシに聞かれましても。ただ、婦女子の部屋に殿方がお一人、というのはいかがかと。」
「た、助けてくれ・・。それはおれが悪いわけじゃない・・・。」

「ユパ様!スゴイです!見てください!!窓から鳥が見えます!」
「ミー、うるさい。」
「まあまあ。」
刃の調整(研ぎ)を済ませた師は、まあ、よいか。と内心は弟子の出来を見極めるために。

「なんでワシだけ一人なんじゃろ~?」むう?
外からの声が気になりはする、が。


「俺の敵は・・あのオッサンだな。今度は負けねえ。」
幾何学模様の線をオレンジ色の光が走り抜ける箱を二つ。
部屋に一人で戦術を練るファントム。
「あい、師匠。ちゃんと見届けますから、がんばってくださいね。」と。
ララフェルの少女は固く握りこぶし。(でないと・・・弟子入りした意味が・・)


「ううう。んん。」
「義母さん、大丈夫にゃ?」
「ああ、シャン。ありがとう。ほんと、こういうの参加っていいのかしら?」
「神勇隊の、リュウィン隊長が本部に残るらしいから、大丈夫って言ってたにゃ。」
「あいつも食えないヤツだけど。まあいいか。ネルケは大丈夫かしら?」
「彼は、いつもはダメだけど、ツボにはまると頼もしいですにゃ。」
「それ、褒めてる?」「・・・・さあ・・にゃ・・・。」



「エリス、今回の立ち回り、ちゃんと理解できてる?」
「む。せねっち。それはどういう意味かしら?」
「普段通りに腕力でカタがつく、なんて思うなよ?」
「せねっち、じゃあ自分は剣技だけで!とか!」
「わたしは今回は観覧だけだよ。社長はどうあっても出たいらしい。
わたしの出番は、その後だな。なので、社長のフォローをよろしく頼む。」
「あ、あ、なんかいい役どころを抑えた!って気がする!」
「代わりにやるか?」
「・・・多分、むり、かにゃあ・・。」
「うん、エリスってば、いつも通りがいいよ!」傍で見ていたミコッテの職人。
「えふぃー!!」ええーん。


「ユーリ。ひま。」「お姉ちゃんさっきからソレばっか!」「だってー・・。」



照りつける日差しと、潮風。甲板では。
「また、手の込んだ招待だこと。」黒髪のミコッテの社長。
「いえいえ。皆様方に楽しんでいただけるよう、に。ね。」黒いミコッテの青年。
「で?この席にお招きいただいて何だが。俺になんの用が?」黒髪のエレゼン。
「それは」黒猫と揶揄される青年。
機先を制して、「ソイツは前回の勝者、アルフレートに意見が聞きたい、んだと。」
「まいったね。社長。その通りなんだが、他人から促されると、どうも照れてしまうね。」
「よく言う。」社長は睨みつける。
「そんな大したものでもないよ。亡霊氏も来ているのだろう?彼にも聞くといい。」
「ほう。」と黒猫。
「では。彼の銃の一撃を「術式防御」を言い訳に欺瞞をしたことは?調整中の儀式防御結界では到底防げ得ない破壊力なんだがね。どうやって防いだ?」
「ノフィカ様の恩恵だよ。」
「・・・・・・まあ、いい。今回で十分納得いく結果をみれれば、ね。」

「アイツ、うっとおしいだろ?」ミコッテの社長。
「キレ者、だね。あなたくらいには。」と隠者。


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まなん放置プレイか。
Rapu Taro (Hyperion) 2013年05月30日 07:03

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あ、参加って書き物の登場人物になることかな?
全然〇であります(・ω・)ゝ

関係ないけどβ3で話したい事があるのでβ3の詳細分かり次第、よかったらそちらのほうの認可ください。
Rapu Taro (Hyperion) 2013年05月30日 07:35

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>ラプさん、ご参加ありがとうw
んと、β3で~、OKですよwあたし、時間が結構ぐちゃぐちゃですがw
基本、お昼から真夜中の仕事っスwダイニングバーですんでw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年05月30日 08:38

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私も結構不定期だったり、仕事があったりなかったりだし・・・
ちょとロドストで言えない事なので(人前ではいえないw)
Rapu Taro (Hyperion) 2013年05月30日 10:48

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>ラプさん、りょーかーい。
β2まではレティシア(スペル忘れたw)だったけど、3だと、クォ様にしようかなあw「Quo.Schwarz(クォ・シュバルツ)」でw
実はお気に入りキャラw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年05月30日 10:59

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599話!!
600話目は開会式かな?w
Marth Lowell (Durandal) 2013年05月30日 17:25

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>マルスCEO、そうですwもうちょい!いや、後1話ですw
開会式、かどうかは?w
ネタバレ?w
組み合わせが楽しみかも?w
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年05月31日 00:08

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ハれ? なんかがいる・・。しかもアリティア陣営に・・。
コロセウムなんて危なっかしいトコに出てくるとは思ってなくて、街中でお休みかな~なんて思ってました。
Ephemera Mitoa (Durandal) 2013年06月01日 00:39

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>エフィたん、エリスのお供にw
たぶん、エリスが涙目で「エフィ、友達だよね?親友だよね?」みたいなw
「しょーがないかあ」なエフィたんw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年06月01日 03:30

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師匠には 是非とも一回戦を勝ち抜いて頂きたいところ…(>人<;)ナムナム
あ…マユチャン♪が二人目?( *´艸`)
Tink Brownie (Excalibur) 2013年06月09日 09:03

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>てぃんくたん、連投!さんきゅ!!
師匠は・・少しハジけた展開になってますw
この回はメンツもそこそこスゴイので、さて?w
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年06月09日 09:40

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