572外伝。二人の邂逅とは?大戦前・・・

目の前の女性、ミコッテでムーンキーパーの彼女は。
少し薄いブラウンの髪で、肌の色もどちらかといえばサンシーカーみたいだ。
つまり、見た目はサンシーカー。
髪は短めにカットされている、けっこう雑なまとめ方だが、これもミコッテ流。
なにせ、耳までカットするわけにはいかない。
同じく、ストレートだから・・・自分は。。ここまでには。
エリスは思う。

なぜ、この親友とも呼べる友人と知り合ったかといえば。
どういった経緯かといえば。
いえば。

戦争が始まる。
そんな噂の中、街中の人達が息を潜めて家の中から出なくなってしまった。
冒険者達も、傭兵に参加するとかでこれまた何処か(不滅隊本部)に行ってしまい、商売あがったりだと。そんな時にふと出会った。

「ねー。エリス。アナタ、一体どんな仕事してるの?」
と、その時聞いて。
「え?」とだけ返し。
その後、かの有名なアリティア産業支社、もとい、アリティア物産の社長代理、とか知られてって、正直ぶっ倒れそうに。
「いやいやいやいやいや!マジ本当ガチでわたしの実力じゃないから!」
なんて。
「ほーう?」

ウルダハの誇る酒場兼冒険者斡旋ギルド。
クイックサンド。
「素早く去る砂」とはよく言ったものだ。
誰もが素早く目的を見つけ、そして去っていく。
栄光と退廃を、素早く飲み込んでいく。伝説にあるガルーダのように。

「エフィってば。その・・。」周りを見る。
「なに?」
「や、その・・。今回のその、決戦だか対戦だか・・。その・・・どうするの?」
「あー、ワタシは危ない事には興味ないから。」
「あ、やっぱそうよね・・・。」ふぅ・・。レイ、すまん。
「なんで?」怪訝な彼女。
「いや、わたし。その。」
「なんだー?のめのめ!」
「ココわたしの払いだよね?」
「さっき言ったじゃない。ワタシの仕事を邪魔した分。」と笑う。
「いいよ。」と少し物憂げ。
「あれ、さっき、ふにゃああとか言ってたくせに。」
「あ!あれはね!もう・・。なんでイヂワルしますかね?」
「ふふん♪」
「・・・にゅう。」
最近知り合った仲だが、意気投合してしまい・・・。
こんな軽口も普通に。

「ま、その。なんだ。」
「どーした?あらたまって。」
「あのね。」
「うん?」心配そうに見つめてくる。
「その戦争とやらに行ってくるのさ。」
「げ!?まじ!」
「でね、道連れを一人でも多くと・・・・。」
「サイテー。」
「好きに言うがいい!わたしは無事帰ってきたら恋人と結婚するんだ!」
「うわ、めっちゃ死にフラグ立った!」
「冗談だよー!って、その前に結婚できる彼氏が欲しい!」
「それこそ死にフラグじゃない・・・。」
「にゅう・・・。」
でもまあ・・・・
「エリス?」
「なあに?」
「ワタシも手伝いくらいならするけど。」
「う、なんか同情票を取った気分・・・。」
親指と人差し指で丸を作る彼女。
「もちろん、コレ。よね。」満面の笑み。この時の彼女はとても魅力的だ。ただし、男性陣にウケはよくて。・・・・結果が・・・・。
剣一本で・・・って話も無くは無い・・・
結構どころか商売が上手い、というのか・・・・。

「とりあえずは後衛部隊のさ、陣地設置の担当で人探しててね。後輩の子がもう寝ずに2日ほど必死に。
あなた、確か木工できたよね?どう?多分、国家規模だから、お銭は大した物だと思うけど、うちの会社では保証しかねる、かな。出所違うしね。」

「そう。ふうん。ワタシ的には儲かればいいし、キケンは無しでいきたいけれど。どう?」
「んーむ。当然だけど危険アリで、報酬はそれなり?」
「ま、仕方ないか・・。」
「ありがとう。」
「アナタねえ!自分が戦地行くんでしょう?もうちょっとトモダチの顔見て話なさいよっ!」
そういえば。テーブルばかり見ていた。
「ごめん・・。」
「謝ってる場合じゃないでしょっ!」
「エフィ。」正面から顔を見る。
「わたし、がんばってくる。手伝ってね。」
「何をいまっさら。」
「ちゃんと後9回分、オゴらないとね。」
「何、死亡フラグ立ててるの。」
笑いあう。


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このコメントを毎回貼るのは面倒ではないですが、
同じコメントでフォローページが埋まるのがなんともw

↑のテンプレートをメモ帳にコピペして作品毎に掲示してもらったほうが
見栄えはよさそうw
Marth Lowell (Durandal) 2013年04月28日 08:05

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追記
コピペはわかりますよね?
「Ctrl+C」でコピー、「Ctrl+V」で貼り付けです。
Marth Lowell (Durandal) 2013年04月28日 08:10

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>マルスCEO、オバカなあたしをゆるしてください・・・
やってみたけど・・・。
コピー、ペースト、の意味はわかるんだけど・・・
どうしてだろう・・・うまくできません・・・。_/乙(ン、)ノガク。
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年04月28日 09:03

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>マユリさん
コピー範囲をドラック&ドロップで選択してからコピーしてますか?
Marth Lowell (Durandal) 2013年04月28日 09:18

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まあまあ、おふたりとも。/comfort

創作にモチベーションと気合を集中して(最近自分が出てるから?いえいえ(^-^;)、楽しんで書いてくださいませ。
棄てきれずパンパンな鞄の中身は普段着4着と戦闘着2着とヤッコやノミ、糸車の様な誰も使わない副道具と作りすぎた合成素材、~みたいな燃料ならいくらでも投下致します。

ただ、マユリさんのロドストページ、デザイン的に物語のすぐ下にリンクサイトへの案内があると綺麗だから、
マルスさんが書いた案内文、一番最後に「真似して書き加え」てはいかがですか?
(メモ帳[Macだと何だろう]に定型文として保存しとくのは次の段階としておいて。)
Ephemera Mitoa (Durandal) 2013年04月28日 16:00

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ワタシのプロフィールページに書いた、とあるTRPGルールのデータがしっかり反映されてて面白いです(^_^)b

「けちんぼ(-10CP)」自分の所有物や行為の価値が減る事を惜しがる性格
→ INT11のワタシは、エリスの支払いを免除したいなら、サイコロ3個を転がして合計11以下を出さねばならぬのです。
ま、剣の件はエリスが悪いから、ちゃんと10回おごって貰います! そのためにも、ま、手伝いましょ。
Ephemera Mitoa (Durandal) 2013年04月28日 16:53

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あにょ。そにょ。本当に10回にゃあ?
Elice Lowell (Durandal) 2013年04月28日 17:03

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>エフィさん。期待値はw
サイコロ3個だと、10~11。ちょうど中間地点ですねw
たぶん、ファンブルしたんじゃあw18ふってwwwww
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年04月29日 00:56

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>エリス嬢wwww
最近、ツンデレキャラになってきた気がしますw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年04月29日 01:03

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ファンブル(大失敗の判定)だったなら、多分もっと請求額上げるのでしょうね。
半端物を返さざるを得ない事に腹を立てて、納得いかない!信用傷つけられた!などと言って。…その後…大喧嘩に発展、でしょうか??
まぁ今回は性格通りの行動なので、サイコロ振るほどのシチュエーションにはなっていないと思うのです。
ギルをご飯に変えた(しかも分割払い)んだから感謝しなさい、エリスさんっヾ(^^ )(上から目線だ~)
Ephemera Mitoa (Durandal) 2013年04月29日 08:31

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マジだったにゃぁ・・・。><;
Elice Lowell (Durandal) 2013年04月29日 10:23

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>エフィさんが怖いw
でもまあ・・・この後どうなるかは・・・・w
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年04月30日 00:10

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>エリスたんw
デレ属性が強化されてますwww
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年04月30日 00:27

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デレ属性と聞いて!
Fizz Delight (Hyperion) 2013年04月30日 00:46

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>フィズさんw
やはりwまたですかw
Mayuri Rossana (Hyperion) 2013年05月01日 01:12

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